あのね、夕飯のお片づけしてたら出てきたお話ですwww
今、私の中で「斎藤一」祭開催中www
そして今回のお話はギャグw
お名前は葵さんにお借りしました!
葵さん、ありがとうございました!m(_ _ )m
えーっと、一くんが伊東一派と共に新撰組を離れる時のお話です。
雪華録などでは土方さんと二人きりで密偵(この場合密偵なの?)の話を
一くんが引き受ける場面があるのですが。
それをグイっと曲げてみましたwwwww
斎藤一のキャラ大崩壊、ご注意。
一くん贔屓の素敵女子の皆さま、先に謝ります!
すみません!!!!!m(_ _ )m
壊れた一くんも大好き~って方のみお進みください。
それでは、どうぞ。
ある日、夜も深くなった頃、平助以外の幹部隊士を集められた副長が口を開いた。
「今夜集まってもらったのは言うまでもねぇ。最近伊東一派が不信な動きをしているのは皆の知るところだろ。
引き抜きの話もあったみてぇだしな」
「おい、土方さん。平助がまだ来てねぇが」
「あいつは…伊東さんを連れてきたのは自分だとかで責任感じてるみてぇだな。
恐らく…伊東さんについていくだろう」
「新撰組を離れるってことは…隊規を破ることとなる。
そして…、十中八九近藤さんが標的となるだろう。
お前達の中で1人、密偵として伊東一派に潜り込んでほしい」
静まり返る部屋。
重苦しい空気が流れる。
新撰組としての隊務…、以前の俺ならば進んでその話を引き受けたであろう。
しかし、俺を躊躇わせたのは葵の存在。
恋仲である葵と離れてしまう…。
何よりも大切な葵。
出来れば俺の傍で守ってやりたい。
今でさえ、この猛獣の中で暮らしている日々に腸が煮えくり返る出来事が多々あるというのに。
はっ。
離れてしまっては葵を毎日抱けないではないか!!
あの吸い付くような白い肌…。
次第に桜色へと変化し、艶めいた唇から漏れる喘ぎ…。
あどけない表情が女に変わる様…。
…ああ、今すぐにでも葵を抱いてしまいたい。
いや、今はいかん。
…しかし。
もし離れてしまっては俺はどうやって自分を慰めればいい?
自分で処理するのも限界があるだろう。
毎夜、屯所に戻り、陽も昇らぬうちに伊東一派の元へと戻ればいいのか…。
ああ…、朝を迎える薄暗い中、隣で眠る葵の寝顔を見る一時が俺の幸せ、
そしてもう一度抱いてしまおうかと葛藤する貴重な時間が…。
俺が1人悶々とする中、口を開いたのは意外な男だった。
「僕、行きますよ」
な?!総司、あんたが?!
今は少し床に伏せることが多いとは言え、一番組組長が抜けてしまっては示しがつかぬだろう!
「んあ?総司、お前は最近体調が悪いみてぇじゃねぇか。土方さん、俺が行くぜ」
何?新八が?
いや、しかし。平助が伊東一派と行動を共にするならば誰が先駆けて敵陣に乗り込むというのだ。
新八以外、有り得まい。
「お前なんかに任せられるかよ。俺に任せろよ、土方さん」
左之までも!
しかし、左之率いる十番組は我ら新撰組の殿(しんがり)を担う重要な組。
それを率いている左之が抜けては統率も取れまい。
「皆様には組長という重要な任務があります。俺が行きましょう」
…山崎が行くには申し分ないが、既に伊東一派に山崎が監察方というのはばれている。
山崎がついていっては丸分かりだ!
「山崎くんは密偵などでお忙しい身。それでは私が行きましょう」
いやいや、山南さん!!
あんた、羅刹!!!Σ(゚д゚;)
伊東一派が離れるきっかけを作ったのはあんた方羅刹だろう!!!
「いや、山南さん。山南さんがいなくては羅刹は統率をとれまい。俺が行こう、トシ」
きょ、局長~?!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
いやいやいやいやいや!!!!!
なにゆえ、狙われてる局長が伊東一派に行かねばならないのですかっ!!!
「馬鹿言うなよ、近藤さん。あんたがいなくちゃこの新撰組が成り立たねぇだろうが。俺が行く」
ふ、ふ、副長ぉぉおおおおお????!!!!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
何を血迷っておいでなのですか!!!ヽ((◎д◎ ))ゝ
貴方のためならば、この斉藤一っ!!!!!((((((ノ゚⊿゚)ノ
「…俺が、行く」
「どうぞどうぞ」
「…」
「(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)(○∀○)(・∀・)(・∀・)」
なーにーゆーえー!!!!!
は、謀られた!!!!
謀られたということなのか!!!!!
「一くんなら安心だよ。あ、葵ちゃんのことなら心配しないで。
寂しそうなら皆で慰めてあげるから。
君は自分で慰めなよ。
あ、伊東さんや平助がいるか」
…orz
い、いかん!!!!
このままでは葵の身が危うい!!!!
俺は部屋から飛び出し、普段では走ることなど皆無な廊下を音を立てながら夢中で走る。
そして葵の部屋の障子戸を両手でスパンと開け放った!!
「キャッ!!!!」
「葵!!!」
「…一、さん?」
俺は既に床に入っていた葵の掛け布団を剥ぎ、葵の身体に覆いかぶさり、馬乗りとなる。
「は、一さん??!!」
「葵!時間がない!!今すぐ祝言だ!!!
いや、その時間すら惜しい!!!今から子作りに励もう!!!!
俺の息子はいつでも、いや、既に臨戦態勢だ!!!!」
「は、一さんのっ!ば、馬鹿ーっ!!!」
「ふぐっ!!!」
強烈にくらった平手打ち。
先走りすぎてしまった、いや、実際先走りは出ていた俺への葵からの愛のムチであろう。
だが、これくらいでは葵への愛は消えることはない。
むしろ更に先走るくらいだ。
その平手打ちがあれば、俺がいなくても他の連中に抵抗出来る筈。
葵、先走るくらい愛している。
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葵さん、一くん贔屓の素敵女子の皆さんに、
全力でお詫びします!!!m(_ _ )m
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みふゆ