マリア・カラス 最後の恋

今日は、実家でのんびり過ごせたので　wowowで　マリア・カラス　最後の恋　を観ました。

この映画は、没後30周年企画で　ちょうど一年前に　公開となったものです。

日本の劇場で公開されたときにカットされた　72分も含めた完全版です。

マリア・カラス　・・・とは　20世紀最高のソプラノ歌手といわれた　素敵な女性。

オペラの　主役はもちろん　様々な役を演じた。

パリのオペラ座で演じている様子は、圧巻でした　　素敵

聴衆も素敵・・・ゴージャスなドレスで　オペラ鑑賞　　私もあんなゴージャスなドレスで　オペラ座でオペラ鑑賞なんてやってみたい

タイトルにもある　彼女の　恋　にクローズアップしている内容でしたが

なんとも　激しい・・・熱い

あれくらい熱くないと　やはり一流ではないのかしら？？？

最初の夫とは、年齢差30歳。

イタリアの実業家だそうですが、彼女のマネージメントをしてました。

彼女のコンプレックスは、小さい頃から　母にデブ　と言われ続けたこと。

そして、スレンダーで美人の姉といつも比較され　屈辱感を抱いていたのだ。

そんなこともあり、結構過激なダイエットをしていた為か　声が出にくくなっていく。

そしてある時、とうとう　倒れてしまう

そんな時だ・・・あるパーティーで初めて会った　ギリシャの大富豪で海運王のオナシスに誘われていたクルージングに　夫婦で出かけることになる。

そのクルージングが　運命をかえてしまうこととなろうとは・・・

どんどん惹かれあっていく、オナシスとマリア・カラス

ついには、マリア・カラスは離婚を決意するのだが・・・

オナシスには、奥さんと子供が２人。　そして、奥さんの義父は　海運王という　仕事では絶対に裏切ることのできない関係。

どうなるのか・・・？？？

そんな中で、マリア・カラスは妊娠をする。

オナシスに、離婚と　自分との結婚を迫る

ところが・・・出産時に　子供を亡くしてしまう。

悲しみに打ちひしがれる　マリア・カラス

そんな彼女は　しばらくお休みしていた歌手としての活動を再開させる。

そして、ついに　オナシスは離婚をし　マリア・カラスと共に生活を始めることとなったのだが・・・

籍は入れたくない・・・というオナシス。　そして、忙しさのあまり　すれ違う2人。

オナシスはアメリカへの仕事の進出をかけて　大きなコネを作るべく　ケネディ大統領の未亡人ジャッキーに近づいていく。

そして、歌手としても限界を感じた　マリア・カラスは　オナシスとの愛に賭けようと試みるのだが・・・

大喧嘩をして　追い返されてしまう　マリア・カラス。

さらに、オナシスとジャッキーとの結婚を新聞で知ることとなる

しかし・・・オナシスは結婚直前　やはりジャッキーのことは愛していないことに気付き　マリア・カラスの元を訪れるのだが　

もう、時すでに遅し

今更・・・何？？？　とばかりに　冷たくあしらう　マリア・カラス。

かっこいいと思った

しかし・・・この映画を観ながら　妙に共感する部分が何箇所もあった。

これぞ・・・女心よ　と思う部分

いつの世も　女はいつも　待つ身なんでしょうかねぇ・・・

そして、自由を愛し　束縛を好まない人を愛してしまった時　どうにもならないほどの不安感を抱き

どうしようもないくらいの　確たる証拠　が欲しくなるのが　まさに女なんでしょうね

どれだけ仕事に成功し、名声を得られたとしても　愛される充実感や幸福感というのは　満たされない部分があるんだろうなぁ・・・

音楽界や富豪の　セレブ感を観られる　　そして、女心を痛感する　映画でした。

久しぶりに　オペラ鑑賞なんてしてみようかなぁ・・・