国立印刷局ってどこかご存じの方はいるでしょうか?

 

造幣局って言ったらすぐにピンと来る方はいると思います。

特に今の季節は大阪の造幣局の桜の話題があがりますものね。

 

この国立印刷局というのは紙幣を作っている工場なんです。

 

え?紙幣って造幣局で造っているんじゃないの?

と、思う方がほとんどでしょう。

 

でも実は造幣局というのはコイン、つまり硬貨を造っているところなんです。

紙幣を造っているのは印刷局。

 

あまり知られないかもしれないですね。

 

印刷局は他にも切手や印紙、パスポートも作っています。

実は私は21~2歳の時に知りました。

(主人と付き合って、主人の実家に行くようになってからということです)

 

何故なら主人の父、つまり私にとっての義父が造幣局に勤めていたからです。

義父は造幣局で人事の仕事をしていました。

そして義母も同じく造幣局で経理の仕事をしていて、職場結婚だったそうです。

 

なので義両親から色々なお話を聞き、お札は印刷局、硬貨は造幣局で造っているということを知りました。

 

その印刷局に昨日主人と一緒に工場見学をして来ました。

工場見学と言ってもほとんどはお話や展示を見ることなんですけど、実際に今年から新券になる一万円札を刷っているところを見てきました。

 

今の福沢さんの一万円札はもう一昨年から作っていないそうです。

ということは渋沢栄一の一万円札をもう1年以上造っているということですね。

 

昨日行ったのは北区にある本社工場です。

 

 

日本には今北区の本社工場、小田原工場、静岡工場、彦根工場の印刷局が4か所あります。

私が知ってるのは彦根と静岡で、義父が転勤で行ってたから。

そのもっと前には小田原にも行ってたことがあるそうです。

 

10時から1時間半ほどの見学なんですが、まず門をくぐると名前を言って身分証明書の提示を求められました。

そして番号が書かれた首から掛けるパスを渡され、説明を受ける会場へ移動しました。

 

 

着席する前に腕時計も含め、全ての物をロッカーに入れるように指示されます。

右側にあるのがロッカーです。

自分のパスと同じ番号のロッカーを使い、カギはパスにくっつくようになっていました。

 

 

ここで簡単な説明と20分間のDVDを見てから、何も持たずに工場へと移動します。

工場内の撮影は一切出来ませんでした。

 

工場では上から見学するんですけど、大きな機械が動いているのはわかりましたが、どうやって印刷しているのかまではわかりません。

 

でも目の前というか目の下には既に印刷された1万円のシートのものすごい量が見えました。

 

シートというのは1枚の紙に20枚分の印刷をしてからそれを裁断するそうです。

それが50cm程の高さで積み重なっていました。

大きな紙にお札がプリントされてる、っていうだけ。

 

その時点ではお金が印刷されているけど、あまりお金というイメージはありません。

やはり裁断してこそお金なんですよね。

 

 

今のお札はA~Zまでのアルファベットが使われていますが、新札はAAも使われるそうです。

そしてアルファベットの中でIとOは欠番となっているそうです。

これは1と0に間違えてしまうからとのことでした。

 

更に印刷されている数字も000001~900000までだそうなんですが、全部のアルファベットと数字を使ってしまうと、黒色の印刷から茶色になってそれも使われてしまうと青にして印刷しているそうです。

 

私は青があることが知っていましたが、茶色があることは知りませんでした。

 

見学を終えてから元にいたお部屋に戻ってからは写真を撮ることが許されて、室内のものを撮って来ました。

 

これは写真ではなく手書きで、これがお札に印刷されるとのことです。

 

こちらが今年の7月から使われるお札です。

 

TVで初めて見た時、何か違和感があったんですけどそれが何なのかわかりませんでした。

ただ単に肖像画やデザインが違うから違和感があるのかな?と思っていたんですけど、

よくよく見ると新札には壱萬円ではなく10000と数字が入っているんですよね。

これが違和感を感じたことなんだとわかりました。

 

壱萬円と言う文字、海外の方は読めませんよね。

それで数字にしたそうです。

でも左上にはちゃんと壱萬円と言う文字も入っています。

 

そして知らなかったんですが、2千円札はもう造ってないそうです。

確かにほとんど流通しませんでしたね。

沖縄ではおつりに2千円札が来ることがあるようですけど。

 

 

他にも一億円を持ってみよう、と言うコーナーがあり 一億円の塊を持ち上げることが出来るようになっていました。

1億円って10㎏あるそうです。

 

これは昨日の時点での数字ですけど、新札の発行は7/3だそうです。

 

 

1時間半の見学を終え、近くに「お札と切手の博物館」があるということを聞き、そちらにも行ってみることにしました。

 

途中、飛鳥山公園を抜けて行ったんですが、まだ桜が綺麗に咲いていたので大勢の人がお花見をしたり、見学をしたりしていました。

 

とても広い公園があるんですね。

知りませんでした。

 

公園の中には汽車と

 

 

昔の都電なのかな?が展示されていました。

 

そして可愛らしいお山も。

ラスベガスのホテル、エクスカリバーを思い出してしまいました。

 

ここは少し高台にあるようで、同じ公園内の下にも桜が綺麗に咲いています。

 

更に園内から王子駅近くにパークレールと称す乗り物がありました。

 

16人乗りで1分程で上と下を運行しています。

でもエレベーターみたいなものでしたけど。

 

 

向こうに駅の入り口が見えますね。

 

下に降りてきたら大勢の人が待っていました。

 

階段で上まで行くことも出来るんですが、これに乗っていけば楽に行かれるから待ってでも乗る人が大勢いるようです。

 

 

確かにちょっと乗りたくなります。

上は10人足らずの人しかいなかったので乗ったんですけどね。

 

そしてこちらがお札と切手の博物館の入り口です。

 

ここにも一億円を持ってみようのコーナーがありました。

もちろんお金ではなくただの紙で作った一億円の束です。

 

こちらは各国のお札が展示されていました。

 

 

そして主人と「これ見たことある?」と話していたお札。

 

$2って見たことありませんけど知ってましたか?

実際、流通されているんでしょうか?

 

こちらには切手やパスポートも展示されていました。

 

 

そしてお腹が空いたので何を食べようかと探していたんですが

私がどうしても食べたかったのでTOPSのお店に入りました。

 

こんなお店があるなんて知らなかったです。

 

大好きなチョコレートケーキ。

 

つい先週、そういえば最近食べてないなぁ、食べたいなぁと思っていたところにこのお店を見つけてしまったので、ここで私はケーキとホットドックを食べました。

 

主人も私に付き合ってホットドックとサルサドックを食べていました。

可愛そうにw

だって主人は甘いもの好きじゃないからケーキなんて食べないんですよ。

 

 

そしてここまで来たのだからとこの後上野に行くことに。

 

 

何十年振りかで来た、国立科学博物館です。

 

ここは恐らく昔からある建物だと思うんですけど、地球館というところは新しく建てたようで、とても綺麗になっていました。

 

 

地球上にいる動物たちが展示されています。

これはほんの一角ですけどね。

 

 

足元にもガラス越しに展示物があります。

 

 

とにかく広くて広くて、見るのに一苦労。

じっくり見ていたら一日終わってしまいそうです。

 

こちらは日本館にあった昔からある地球が自転していることを証明するステンレスの球体です。

これ、いつまででも見ていられます。

 

駆け足で観たけど2時間ほど掛かりました。

とにかく足が疲れた。

 

 

出てきたところにあったシロナガスクジラ。

とにかく大きい。

 

 

本当に桜が綺麗に咲いていました。

もう満開を過ぎて散り始めていましたけどね。

 

外国人も大勢桜の写真を撮っていました。

 

帰りの電車では疲れてほぼ寝ていました。

久しぶりのお出掛けはちょっとお疲れでしたけど、桜もいっぱい見られたし、お札の勉強も出来たし、化学博物館にも行けたし、有意義な一日でした。

 

 

 

関係ない話ですが、水曜日にジャニーズ改め、株式会社STARTO ENTERTAINMENTになったアーティストが集まったライブ、We Are!がありました。

 

私は外れてしまったんですけど、お友達が当たってライブに行ったんです。

そうしたら私にお土産を買って来てくれました。


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ネットで頼むと5月中旬にしか届かないので嬉しかったです。

あ、もちろんお金はお支払いしましたよ^^