人と関わる勇気
こんにちは、青木秀樹です。
先日東京に降った雪が、翌日も日陰に置かれた車の窓ガラスに残っていました。
日頃見ている景色が雪に覆われて白くなったことで、
世の中が変わったように見えるのは不思議ですね。
皆さんは、日頃街を歩く時など、行き交う人に対してどんな意識でいるでしょうか。
無意識に歩いていることもあるでしょうし、意識的に接していることもあると思います。
そんなこと考える暇も無いほど忙しい方もいるでしょう。
僕は比較的人に対する関心が高いほうなので、
街を歩いていても意外と人を見ていることが多いみたいです。
勿論目的をもって歩いているときは、
何も目に入らないくらいそのことに集中していることもあります。
昨日道路を歩いていたら、3メートルほど前でタクシーのドアが開いて、降りてきた人がいました。
タクシーはその場を走り去り、降りた人はこちらに歩いてきて僕とすれ違いました。
タクシー降車の場所を通りかかり、ふと目を落とすと下に何か白い毛糸らしいものが落ちていました。
僕はとっさにその人がタクシーを降りる際に落としたんだろうと思いました。
その時、頭の仲では、声を掛けるべきかそのまま通り過ぎるか一瞬判断に迷いました。
でも思い切って振り向いて「すみません」と声を掛けました、
二度声を上げても気づかなかったので、まぁこのままでいいかと思いましたが、
もう一度大きな声を出しました。
その人はやっと気づいてこちらを向いたので、「落としませんでしたか?」というと、
不思議な顔をして戻ってきました。
年の頃は、三十半ば位の女性で多分仕事帰りの、
次の約束に向けて急いでいるところだったようでしたが、
指差したものが、自分の落としものだと分かった瞬間に一瞬にして表情が変わり、
「あ、すみません」と、とても嬉しそうな表情に変わりました。
多分毛糸の帽子だろうと思いますが、それを手に取り何度も頭を下げてくれました。
僕の方にも、思い切って声を掛けたことで、云うに云われぬ満足感が満ちてきました。
ほんの1、2分のことでしたが、その方の嬉しそうな顔が今でも目に焼きついています。
ちょっとしたことですが、勇気をもって声を掛けたことでとても気持ちが良かったと思っています。
人ごみの中でも、困っている人がいたら手を貸すような心の余裕と、
人に関わることを躊躇せず行ってゆければいいなと思っています。
日頃の人との関わりでも、仕事で意識的に関わる交渉場面でも、
意外とその人らしさが出るのがコミュニケーションの仕方です。
交渉結果は勿論大事ですが、交渉が実を結ばなくても、機会があったらまたこの人と会いたいと思えるような関わり方をしたいものです。
第二回目の「交渉コミュニケーション力」セミナーを行います。
興味のある方はどうぞお越しください。