2024年3月

 

イタリア旅行も6日目。

この日は、ローマのアパルメントをチェックアウトして、ナポリに向かいました。

友人たちは昼からコロッセオのガイドツアーに申し込んでいたので、ナポリ到着は夜遅くなるとのこと。私は一足先にナポリに向かうことにしました。

 

といってもこの日も早く起きてしまいました。友人たちは勿論寝ているので、チェックアウトの時間まで散歩がてら朝食を外でとることにしました。

いいお天気。まだ歩いたことのない方向にフラフラと進みました。

やはり、古い城壁のようなものがありました。

この手前は商店街です。街中のいたる所に歴史的な建造物が混在していて、ローマの街は素敵だと改めて思いました。

 

朝ごはん

さて、大通り沿いにカフェを見つけ、入りました。ここも他のカフェ同様、朝のコーヒーを求めて人が出たり入ったり。一人のおじいさんが入ってきたら、注文していないのに店員さんがエスプレッソか何か、小さなカップに入ったものをすぐに出していました。その後、内容は分からないけれどお喋りをしていました。きっと常連さんで、飲むものも決まっているんだろうな、と思います。

 

私はカプチーノとパニーニ。ハムとチーズが挟んでありました。温めてくれたので、パンがサクサクしていてとても美味しかったです。隣のおばあさんがカプチーノに何かのパウダーをかけてもらっていたので、興味津々。「チョコレートのパウダーよ」と教えてくれました。それを見ていた店員さんが、すかさず私に要るか聞いてくれ、かけてくれました。

パニーニはとても大きくて食べきれず、半分を過ぎたところでギブアップ。店員さんが紙袋に入れてくれました。

 

疲れていたはずなのに、外は気持ちよくて結構歩いてしまいました。

 

宿に戻ると、友人たちはやっぱり荷造りが終わっていない!ちょっと急かして、3人を送り出しました。

宿はホテルではないので、ゴミ捨てもありました。道路に背丈ほどのゴミ箱があって、各家庭ごとにゴミを入れ、収集に来るようです。好きな時間、曜日にゴミを捨てられるのは良いなあと思いました。(日本でもマンションによってはあるそうですが、私のウチは曜日ごとで必ず朝に出すので、出し損ねることも度々あり)。分別するようになっているので、1か所に5つくらいのボックスが設置されていました。宿のすぐ前にも1か所あり、確か、オーガニック、瓶、プラスチック、その他、段ボール、というような感じだったと思います。部屋のゴミ箱もすべて分別できるようにセットしてあったので、ゴミ捨ては全く問題なし。

 

ゴミ捨ても終わり、レセプションの人に鍵を渡してチェックアウト完了です。

 

ナポリへ

再び荷物と共に、ナポリへ向かいます。まずは、近くの停留所から路面電車に乗ってTermini駅へ向かいました。

Termini駅でナポリ行きのチケットを買いました。Italoの窓口があったので、そこで購入。

Napoli Centraleまでは1時間10分ぐらいで、思っていたより近かったです。

4人席で、私以外はイタリア人の、スーツをきたやや年配の男女と、もう少し若い女性でした。最初はスーツの2人が話しているだけで、もう一人の女性は携帯を見ていました。私は残りのパニーニを食べ、ボーっとしていました。そしたら、スーツの女性(出張中だそう)に話しかけられて、そのうち4人で話をしていたらナポリに着いてしまいました。

「ナポリに行ったら、やっぱりピザを食べなくちゃね」と言って私のノートに「Pizza Margherita con cornicione」と書いてくれました。ピザのふちの部分の高さがあるピザを指すらしく(たぶん)、これが美味しさの秘訣だ、というようなことを言っていました。それから、ナポリのお菓子「Sfogliatella」も絶対食べて!と言ってメモしてくれました。

短い時間だったけれど、楽しい列車の旅になりました。

 

列車を降り、ホテルに向かうことに。駅から30分もしないようなので、歩いていくことにしました。まずは、駅の中にある観光案内所でナポリの地図を入手。駅の外れに美味しそうなお店があり、パンやピザなどいろいろ売っていました。そこで早速さっきのSfogliatellaがあるか聞いてみました。2種類あったけど片方は売り切れで、もう1つは最後の1つだ(と言っていたんだと思う)ということで、その1つを買って袋にいれてもらい、ホテルへ。ホテルに着いて部屋に入り、コーヒーセットが置いてあったのでインスタントコーヒーを入れておやつタイム。この時に食べたSfogliatellaはクッキー生地のような感じで、中にはアーモンド風味のクリームがたっぷり入っていました。結構な大きさでした。甘すぎず美味しい。

 

もうすでに2時を過ぎていましたが、ホテルに居るのは勿体ないので、外に出ました。

 

ナポリ街歩き

ホテルの近くはオフィス街のような感じて閑散としていて、そこを抜けると、下町のような生活感が漂う街並みです。細い道はちょっと怖いくらい。調べるとずっと先の旧市街にDuomoがあるようなので、そこに向かって歩きました。だんだん観光客も多くなってきました。お店を見たりしながらDuomoに向かっていたところ、1か所で人だかりが。またまた吸い寄せられてしまいました。

そこはピザ屋さんでした。まだ開店前のようでしたが、持ち帰りと書かれた列があり、その他の人は店の前に群がっています。番号を表示した電光掲示板がありました。

人気の店っぽい雰囲気だけれど、どういうシステム?予約した人?と考えながら近づくと、横に居た人が「早く予約番号をもらった方が良いよ」というようなことを教えてくれたので、なんとなく番号をもらいました。待ちながら調べたら、L'antica Pizzeria da Micheleという、とても有名なレストランでした。ちょっと時間が早いけどピザは食べるつもりだったし、すぐには入れないだろうから丁度よいかな、とお店の前で待機。かなり待つだろうと思っていましたが、30分くらいして一気に番号が進み、私も席に着くことができました。もちろんマルゲリータピザと、飲み物はビールを注文。他の人も注文した飲み物だけ先に来て、飲みながらピザを待ちます。すると、焼きあがったピザが次々とテーブルに運ばれてきました。

 

お皿からはみ出しています!

 

熱々で、フチはふっくら、トマトソースはジューシーで、その部分は薄い生地。チーズもたっぷりです。これがイタリアのピザなのか。

とっても美味しくて、食べ切れるかな?と思いましたが、やっぱり無理でした。他のお客さんは2人で1枚食べるのかしら?と思って見回すと、全員が1枚ずつ注文していました。

ウェイターのおじさんが、持ち帰り用の箱を持ってきてくれました。チップを入れて10ユーロ支払いました。このお店の近くを通りかかって本当にラッキーでした。たぶん時間が早かったから入れたんだと思います。ピザの箱を抱えてお店から出たのが5時頃でした。

ちょうど雨が降ってきました。何よりもピザが心配。慌ててマイバッグに箱を入れて、傘をさして駅の方に歩きだしました。Duomoに行くには遅いだろうし、ピザが結構かさばる。雨も降ってきたし、もうホテルに戻ることに。

だんだん降りが本格的になってきたので、途中の小さなお店で雨宿り。

小降りになってきたのでホテルに戻りました。

 

この日は結局、観光らしい観光はせず、食べてばかりでした。イタリアは、何を食べても美味しい。甘党の私は、パン屋さんのケースに並ぶ菓子パンやケーキを全部制覇したいくらいでした。

夜遅くなって少しお腹が空いたので、ホテルのバーでコーヒーを買ってきて、残りのピザを完食しました。