こんにちは!

のぶながとみーくんです。

 

 

 

アメブロ100日チャレンジ 145日目。

 

 

 

 

 

アセスメント問題について今日はシェアさせて頂きたいと思います。

何のアセスメント問題かというと、

心理カウンセラーとして、カウンセリングやセラピーを行う際の

アセスメント問題です。

 

 

カウンセリングとセラピーの違いはありますが、

今回はそこは触れません。

 

 

 

 

カウンセリングを行う時に、

まず最初の一歩になるのが、

このアセスメントになるわけですが、

 

そこには、クライエントさんが解決したいと望んでいることや、

現在の悩みがどうなったらよいのかという

クライエントさんのニーズを把握することがとても重要になります。

 

 

クライエントさんがカウンセリングやセラピーを受けたいと

思った目的ということになります。

 

 

 

その目的が、私が提供しようとしているカウンセリングやセラピーで

クライエントさんが望むニーズに取り組んでいけるかどうかを

客観的に評価、分析することがアセスメントの核心的な部分となります。

 

 

 

 

アセスメントの基本的なプロセスは、以下の通りです。

①情報を集める

②集めた情報を評価して、私が提供するカウンセリングやセラピーの中で

クライエントのニーズに取り組んでいけるかどうかの仮説を立てる。

また、カウンセリングやセラピーを受けることでどのような、良い変化が見込めるのか。

そして、カウンセリングやセラピーを受けることで想定されるデメリットがあるとすれば、

それはどういう点であるのかを考える。

③実際にどのようにカウンセリングやセラピーを行っていくかを計画を立てる。

枠の設定。おおよそのセラピーの進め方の計画を立てる。

④その方針について、クライエントに説明を行い、同意を得る。

協力関係を結ぶ。

⑤実際のカウンセリングやセラピーの進展具合を評価する。

 

 

心理臨床の分野で、アセスメントと言えば、上記に挙げた以外にも、

クライエントさんの心理的特徴を見立てるというアセスメントがあります。

 

先に挙げた5つの手順は、カウンセリングやセラピーを通してクライエントさんのニーズを踏まえてゴール設定を行い、

ゴールに向かうための地図を描くという作業になります。

 

そして、クライエントさんの心理的特徴を見立てるアセスメントは、

クライエントさんの特徴をより心理的に理解することで

ゴールに進むうえで困難になる箇所や、目標に向かうスピードや精度がどうであるか。

いわば、クライエントさんがどのような歩き方をするのかという特徴を掴むことが目的となります。

 

 

この2つのアセスメントがとても重要であり、

この2つのアセスメントは互いに影響しあっていて、

両方のアセスメントの精度が高まれば、高まるほど、よりクライエントさんと協力関係が強くなります。

 

 

ここで注意が必要なのは、

より精度の高い地図を描けたとしても、

ゴールへ向かうカウンセリングやセラピーが予定通りに進む

とは限らないということです。

 

 

もっと言えば、

カウンセリングやセラピーを地図通りに進めるために

アセスメントをするわけではありません。

 

 

 

どういうことか?

 

 

それは、逆なのです。

カウンセリングやセラピーの進み具合というのは、

想定した地図の通りに進まないことがあることが前提なのです。

 

そういう想定外のことが起こった時に、

想定外に起こったことが、クライエントさんにとって、また、カウンセリングやセラピーの展開にとって、どのような意味があるのかを

理解しやすくするための地図なのです。

 

 

 

逆説的なので頭がこんがらがるところかもしれませんが、

 

カウンセラーやセラピストとして最も大切な在り方というのは、

想定外のことが起こった時に、冷静に、そして、今何が起きているのかの仮説を立て、

それをクライエントさんと共有し、対処できるマインドなのです。

 

ゴールまでの地図を作ったからといって、

その通りに進めることのみに意識を向けるのではなく、

 

クライエントさんがどのように進むか、

最終的には、クライエントさん自身がどう進むか決めることが大事なのです。

 

なので、

カウンセリングやセラピーの展開というのは、

その時々で、ゴールまでの地図を絶えず書き換えて進むという作業と言えるのです。

 

 

つまり、

 

 

カウンセラーやセラピストの役割とは、

今私たちが地図上でどこを歩いているのか、

進み具合はどうなのか、今後どのような問題が浮上することが予想されるのか。

その為に、ゴール設定は今のままで適切であるのかどうか、

そういうことをクライエントさん自身に考えて頂けるようにサポートしていくことなのです。

 

 

そして、どの方向に進むのか、進むためのコンパスは、クライエントさん自身の中にだけ

あるのです。そのコンパスの精度のお手伝いをするのが、私たちの役割だと思っています。

 

 

 

こういうスタンスでクライエントさんに関わること意識しながら、

ひとりひとりのクライエントさんについて具体的に理解していることをもとに

地図を描いてみる、つまり、カウンセラーやセラピストとして、アセスメントを書き出して整理する作業が

私達のカウンセラーとして、セラピストとしてのコンパスの精度を高めるのだと思います。

 

 

 

長くなりましたので、今日は、この辺で。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。