今日北陸地方に大寒波が押し寄せ、平野部も一面雪野原となってすべてが白銀の世界へと変化しました。こうした中、県外の知人から天候についての問い合わせがあり、それに対し私は「めっちゃ降ってますよ」と答えたものですが、このニュアンスは森戸知沙希さんの「めっちゃ言われてますよ」と同一であり、そのとき私の胸に去来したものは、雪が降ることに関する情緒でも哀愁でもなく、ひとえにカントリー・ガールズに対する追慕にほかなりませんでした。

ところで森戸さんの「めっちゃ言われてますよ」発言は、言わずもがなカントリー・ガールズファンクラブイベントにおいて飛び出したものですが、それは後輩の梁川奈々美さんと船木結さんのふたりから悪霊が憑いているとして除霊の舞が必要だとかなんとかと言われているということについて話しているものです。ちなみにこの時、少々切れ気味の森戸さんに対し、梁川さんはポーズを作って、頭の上から人差し指で森戸さんを示して「ナメてないぞ!」と言ってのけます。森戸さんはすかさず「ほら!もうヤダ」と結構マジで反応するのですが、これこそが、この関係性こそがカントリー・ガールズの真骨頂なのではなかろうかと勝手に思っている次第でございまして、そうしたことも引っくるめて、もちろんPMこと嗣永桃子さんや専任部長山木梨沙さん、そして私一番の推しである小関舞さんの存在もすべてが「めっちゃ言われてますよ」に内包され、知人が問うた天候の話題に、はからずもこの重大なワンフレーズに寄せて答えてしまったのは、私自身の中に今もなお彼女達の幻影が息づいているということなのでしょう。

そう思うと、少し寂しい気持ちになってみたりするのですが、しかしよくよく考えてみると、いやいやその張本人である森戸さんは、今もバリバリ現役のモーニング娘。の正規メンバーではありませんか!発足時からのオリジナルメンバーであり、嗣永さんからの直接薫陶を受け、酸いも甘いも嫌というほど味わった、たったひとり残った生粋のカントリー・ガールズが、ちゃんと私たちの目の前に健在しているのです。そしてその傍らには、佐藤優樹さんと加賀楓さんがいて、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの野中美希さんもいます。なんとも頼もしいかぎりです。


空を見上げると、厚い雪雲からとめどなく白い雪が降ってきます。今、私は真っ白の世界に包まれながら、ひとつの希望を見出します。いつかコロナが収束したら、ちーちゃんの凱旋コンサートへ行こう。そんなことを考えると、とてもあったかい気分になるのです。