我が地元紙を広げると、エンタメ欄のど真ん中に「最後に人類は勝つ」との大見出しがあり、例のアップフロントグループのテレワーク合唱の記事が写真付で大きく掲載されています。写真の人物は全員で15名写っていて、その代表者となるところですが、現モーニング娘。からはリーダーの譜久村聖さんが選ばれています。
記事では、きっと誰もがその存在を知っている森高千里さんを筆頭に、堀内孝雄さん、つんくさんの次にモーニング娘。’20が名を連ね、同グループに所属する総勢121名がKANさんの「愛は勝つ」など3曲をテレワーク合唱し、ユーチューブチャンネルで公開したことを報じています。動画においては、その一部ではあるのですが、佐藤優樹さんが16ビートを刻みながらとても楽しそうに歌っていて、楽曲の持つ明るさ、爽やかさも相まって、人を信じること、夢や希望を持つことがいかに大切であるかを実感することができます。
こうした活動を見ていると、佐藤さんは我々からすれば一アイドルに過ぎないのかもしれないのですが、一方ではアップフロントという企業の中の一員という役割もあり、彼女はそうした仕事を誠実にちゃんとしっかりとやっていることにあらためて気づかされます。そしてその企業は決して利益追求に汲々とするのではなく、里山ムーブメントに代表されるように社会貢献という形で還元しているようで、そうするとなんだかモーニング娘。や佐藤さんが誇りに感じてきて、彼女達のファンであってよかったという気持ちになってきます。
曲間に次のようなメッセージがあります。
「家で日々を過ごす皆さん。あなたの意識ある行動が、大切な人、そして誰かを救っていることを忘れないで下さい。希望を持ち続けて、みんなで力を合わせてこの困難を乗り越えましょう。私たちは、最後に必ず勝つことができます」
私にとってこのメッセージは、彼女達からのものとなります。ひとりひとりの心の持ちようによって、きっと大きな力を生み出すことができるということなのでしょう。緊急事態宣言の延長、休業要請、出口戦略等々、社会経済の一面においては死活問題が発生しているところですが、彼女達の歌声は私たちの心の中でいつまでもリフレインするのです。
佐藤優樹さん、21歳の誕生日おめでとうございます。