今週はネタが豊富で、ハロプロ関連の話題はいくつもあったわけですが、例えばそのひとつはNHKBSプレミアムで放送されたRAGAZZE!モーニング娘。’20ライブでございまして、もう何日も前からものすごく楽しみにしていて、当然に予約録画した上でリアルタイムでも視聴し、まさに至福の時を過ごさせて頂きました。
それから昨日、ネットにアップされた「モーニング娘。’20森戸知沙希の大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALハロプロイチへの道!」でございます。以前から彼女は「スマブラ」というゲームにはまっているという話をブログなどで公言してきたところで、この度彼女自身によるゲーム実況を兼ね、数々のハロメンの皆様を迎えて対戦し、練度を重ねて最終的に「スマブラ」ハロプロナンバーワンを目指そうという企画でございます。
森戸さんといえば、かつてカントリーガールズ時代に培った、とってもキュートで可愛らしい素直で素朴な優しい性格が、ひとたびモーニング娘。に加入するとガラッと変わってオリジナルメンバーをも凌駕するバッキバキのフォーメーションダンスを見せつけ、さらに「実は結構チャラい」と評される今時の若者言葉を多用するなど、どちらが本当の彼女なのだろうと思っていたところですが、今回の動画ではっきりと前者であることが判明した次第でございます。今回は石田亜佑美さんと横山玲奈さんのふたりと対戦し、次回はまた別のメンバーが登場するそうで、もう彼女の話し方、振る舞いすべてがとってもキュートで可愛らしくって、正直数ある動画の中で最も次回作が楽しみな動画であると言っていいでしょう。
実は、これからが今回一番書きたいことです・・・【tinytiny♯126】ゲストモーニング娘。’20石田亜佑美でございます。この番組は先日リニューアルされ、現在のMCはみつばちまき先生と中島卓偉さんとなっていて、石田さんはリニューアル後第2回目のゲストです。第1回は稲場愛香さんなのでこれはダンスのまき先生に合わせた形なのだと思うのですが、そうするとやはりダンスハロプロナンバーワンは稲場さんで二番手が石田さんなのだということなのでしょう。プライドの高い石田さんとすれば、腑に落ちないところだと思いますが、この件とは別に番組中彼女のライバル心に火がつく瞬間が訪れます。
石田さんはダンスとラップに高い能力を有し、つまりクールハローが目指すところの「カッコイイ」ということに強いこだわりを持っています。その彼女がモーニング娘。のライブ映像をひとつ選んで、自ら解説していきます。しかしてそれはモーニング娘。’19コンサートツアー秋〜KOKORO &KARADA〜FINALから、HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜となるのですが、のっけからダーイシラップが炸裂する彼女が一番カッコよく映える映像です。なぜ彼女がこの映像を選んだのかとてもよく分かります。ダンスでは稲場さんの次に呼ばれているわけですから、プライド高い彼女がそうした映像を持ち出すはずがありません。狙いは、ロッカー中島卓偉さん一択なのです。自分の一番カッコイイそして最新のラップ映像を見てもらい、端的に褒めてもらいたいのです。ダーイシ、カッコいいじゃん!って言ってもらいたいのです。
だから私も彼女同様、卓偉さんのコメントに注目します。彼はなんと言ってくれるのだろう?それではここからは書き起こしでご紹介致します。まずはライブ映像が始まるイントロ部分からです。
「HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜」・・・イントロ・・・
石田「まず、ここの煽ってくる音が好きなんですよ」
卓偉「うーん・・・・」
石田「メンバーはいないのに、こんな盛り上がっている会場って・・・」
卓偉「いいよね」
石田「ホント気持ちいいです」
卓偉「わかってるお客さんだよ」
石田(拍手)
石田「この花火とかも、花火っていうんですか?」
卓偉「ま、特効だよね」
石田「あ特効も」
卓偉「いいよね。ロック的だよ。とってもロック的」
石田「はい」
石田「会場一体となって、いかに飛んで楽しむかっていう曲だったんですけど、このマイクスタンドを使ったパフォーマンスが初めてで・・・」
(ここで石田さんのラップが始まり、石田さんは自分の話を止め、卓偉さんのコメントを固唾をのんで待ちます。しかし、卓偉さんは無言のままで、たぶん彼女はそれに耐え切れなくなった様子で・・・)
石田「これ、私です・・・」
(と打ち明けるもやはり卓偉さんは口を開きません。しかし、石田さんのラップが一際高くなったところで、ひょっとしたら彼女がコメントを求めていることを悟ったのか、やっと)
卓偉「いいねえ」
(と呟きます)
石田さんは卓偉さんの「いいねえ」のたった一言でとても嬉しそうにして、さも満足げな表情を満面に湛えます。そしてまき先生も会話に加わり、3人で映像を中心に話していくのですが、この後、彼女の表情が凍りつく場面が訪れます。
卓偉「そうか、そうか食べ過ぎて、たしかに胃袋が膨らむとね、それでも女性的な考え方だな・・・」
石田「すぐ出ちゃう」
卓偉「でもそれもすばらしいことだと思いますよ」
(どうでもいい会話の中で、映像は佐藤優樹さんの姿を捉え、彼女のラップがクローズアップされます。すると卓偉さんは突然自分の話を止め・・・)
卓偉「おお!まーちゃん頑張ってんな」
(と声を上げます。すると石田さんはピクリと眉を上げ)
石田「やっぱカッコイイですよね」
(と答えます。卓偉さんは更に畳み掛けるように)
卓偉「まーちゃん頑張ってる」
(と言葉を重ねると、その後石田さんは言葉を継げない様子で無言となります)
もちろん番組中において石田さんが露骨に表情を曇らせるなどということはないのですが、おそらくは凍りついたのではなかろうかという当方の勝手な想像でございます。しかしながらこうしたことはこれまでのふたりの関係性を考えれば容易に推測できることであり、この時間違いなく彼女は「カチン」と来た筈なのです。いやむしろそうならないと絶対ダーイシではないのです。卓偉さんにカッコイイと言ってもらいたくて見てもらった映像で、あろうことか同期の佐藤さんのラップに目を止められ、そのキーワードを自らが言わなければならなかったことは、彼女にとって屈辱以外のなにものでもありません。もしその瞬間に彼女のライバル心に火が灯らなかったとしたならば、もうその時は彼女の存在意義などは全く失われてしまうのです。