ユーチューブ動画から一部抜粋して書き起こしさせていただきます。場面は、伝統芸能の姉弟子と弟弟子の話でございますが、週刊漫画誌にその姉弟子を主人公とした物語が掲載されたということで、本人に読んでもらって感想を聞くところとなります。彼女は恥ずかしそうに手に取って読んでいくのですが、次第に目を潤ませていきます。そして読後、彼女に感想を聞くと、物語と自身の経験を照らし合わせ現実の弟弟子について語り始めます。

 

「いや、あのね。あの〜よかったです。うん。あのね・・・なんかね、その、葛藤する部分、まあその、もっと違ういろんな葛藤があったけど、弟弟子がすぐ下にいて、本人が悪いんじゃなくて、自分の心の弱さからくる苦しさと、でも一方でその同じ師匠、同じ師匠を尊敬してこの道に入って、同じ同志としての、なんか信頼感ていうか、すごい複雑なんだけど・・・なんかこいつ、あの帰りに自転車かなんかに轢かれて怪我すればいいのにと思う日がいつもあった時期があって、うん。生意気だし、いつもニヤついてるし、あのホントになんか、で、どんどんどんどん評価も上がっていって、なんかこういつの間にか自分を追い越していったという感覚もしっかり味わいつつも、でもやっぱりそのいつかなんか万が一、なんかこう辛い立場になったときに、あの、守ってあげたいという気持ちもあって・・・あの、なんかみんなさ、みんなさ、嫉妬と戦って生きてんじゃんか、この世界。まあ他の世界もそうだけど、なんか、その嫉妬をさ、原動力に変えられる人とさ、潰されてちゃう人がいて、でその、いったん潰されたけど、起き上がる人もいて・・・葛藤の物語だよね、これね。そう、どうしても自分と向き合わなくいけなくなるじゃん・・・」

 

彼女は最後には涙をこぼしてしまうのですが、それが評判を呼び、その後の動画において自分のブログの閲覧数が1,000件から6,500件に急増したと嬉しそうに話しています。さて、モーニング娘。でございます。彼女達の作品にもこの「嫉妬」をテーマとした曲があります。ご存知言わずと知れた「ジェラシージェラシー」でございます。くだんの姉弟子さんは「みんなさ、嫉妬と戦って生きてんじゃんか」と仰っていましたが、やはりモーニング娘。も同様なのでしょう。

 

「機会均等」の原則なんていうけど神様は不公平

Now,what you hear is not a test

誰かと比べ イラってる

あの娘みたいにケラケラ

上手にできないけどメラメラ

コンプレックスなら武器に変えて

My努力よ裏切らないで

ケ・セラ・セラ Set up!!

 

最高にカッコいいラップです。きっと佐藤優樹さんは普段はド天然でアホみたいな感じに振る舞っていて、でもサラッと難しいことをサクサク出来ちゃって、更に人気があってエース的存在などと呼ばれ、NHKの声優さんとしても活躍してるんだから、それはそれは他のメンバーからのジェラシーは相当なものなのだろうと想像するところですが、でも実はその佐藤さん自身も普通じゃないことに対する劣等感を強く持っているようで、彼女には彼女なりのジェラシーがあり、その悔しさが彼女達の明日を作っていくということなのです。