私は2015年1月1日からモーニング娘。のファンとなり、これでざっと丸4年を重ねているのですが、いまだに彼女達のコンサートに参加したことはなく、もっぱらユーチューブなどのネット動画視聴や掲示板、メンバーブログ、ファンブログ閲覧など、いわゆるところの在宅オタとしてつつましく楽しんでいます。ごくたまに年に1回くらいは現場に赴くものの、それは急に思いついたときに参加できるイベントが殆どで、あらかじめ応募が必要な抽選的なものに関しては、かなり敷居を高く感じてしまいます。

 

本当の本当を言うと、武道館ライブなんてのに参加したいのはやまやまなんですが・・・あれってさ~お客さんの顔めちゃくちゃ映ってるじゃん!絶対行けませんよ・・・。そうです。私、恥ずかしながら今もなお会社や知人、近しい友人にまでもモーニング娘。のファンであることを内緒にしているのです。でも実はファンになって間もないころ、50年来の友人に道重さゆみさんがいかに素晴らしい存在であるか滔々と語ったことがありまして、それでその時かなり引かれてしまい、この話題は周りの人にはしちゃいけないんだろうなと思ったのが、その理由なのかもしれません。だいたい道重さんでさえそんな感じなのですから、まして佐藤優樹さんのファンだなんて言おうもんなら、もうトンデモナイ!やはり根本的に単純に恥ずかしいんですね。私という人間は所詮そんな小心者なのでございます。

 

あとですね、私、会社ではそれなりのポストにおりまして、しかも能力的にはかなり普通の一般社員程度でしかないのにもかかわらず、前社長の強力コネによってまさしくポーンと管理者に据えられてしまったので、毎日毎日失敗しないように、つまり前社長の顔に泥を塗っちゃいけないともうビビりながら仕事をしているのです。だからそんな私が、大した仕事もできないのにモーニング娘。や佐藤さんにうつつを抜かしてるなんてことはもはやスキャンダルネタでしかないのでございまして、だからそれもカミングアウトできない理由のひとつですね。

 

こんな風にとってもちっちゃな人間なのですが、先日、友人達との飲み会の席でちょっとやっちゃった事件についてお話ししたいと思います。まあそんな全然大した話じゃなくて、単純に二次会のカラオケでハロプロの歌を歌ったってだけのことなので面白くもなんともないのですが、もちろん最初は全然そんなつもりはなく、もっとも最近の曲は全然分からないので、ハウンドドッグとかビーズとかでテキトーにお茶を濁してたんですね。それがまあ酒に弱いというのもあって少し寝てしまい、で、眼が覚めるとなんだかぼーっとしちゃってて、そしたらなんとなくここでハロプロの歌を歌ったら面白そうだな・・・なんて思っちゃって、だったらこいつらに何を聞かせてやろうかと、モー娘。はすぐバレちゃうからダメだなとか、グループ名でアイドルっぽくないのはどこだろうとか考えて、最終的に選んだのがアンジュルムの大器晩成なのでした。

 

案の定、全員が何これ?的な反応で、みんなポカーンとしていたのですが、歌っている本人はバレやしないかヒヤヒヤして全然楽しめなかったというのが実際のところで、それからまあ普通の歌に戻して歌っていたんですね。ところがそんな私にまたまた転機が訪れたんです。それはある友人がH2Oの思い出がいっぱいを歌いまして、古い~アルバムの中に~ってやつですね。そしたらまあそんな雰囲気になるじゃないですか。そうすると私の頭の中で、あ~こいつらにピーナッツバタージェリーラブ聞かせてーなんて思っちゃって、で、ついつい入れちゃったんですね。

 

曲が始まると、誰かがカントリーガールズ?なんて言ってましたよ。まあこの曲に関してはいつも車の中で歌っているので、かなりノリノリで歌わせてもらい(音痴なので下手くそです)、とーっても気持ちよかったのですが、友人達の目は点になっていたようです。だって「甘くせつない♪君と私の物語ね♪ダーリン♡」ですもの。