化学療法開始 | 7歳で娘が小児がんに

7歳で娘が小児がんに

2021年7月、小学1年の夏休み目前で娘に腎芽腫(ウィルムス腫瘍)が見つかりました。
当時のことを忘れないためにここに残します。
また、同じ病気と闘った人と出会えたらと言う願いを込めて。。。


2021.7.30

術後4日目




どうでもいい事なんですけど、この日、朝から外科の先生たちが10人くらいで回診に来られました。

執刀して下さった先生が最初に入ってきて、2.3人後ろに先生方がおられたのは見えたんですけど、その後も続々と来られて、驚いた私は思わず立ち上がって挨拶しました 笑

娘の傷を見ていただき、歩いてるって聞いたけど本当???と回復力を褒めてくださり、帰っていかれました 笑





さて、血液腫瘍科へ移った次の日から、化学療法が始まりました。



昨日移ったばかりで、もう少し落ち着かせて欲しい気持ちがありましたが、播種しているためそうも言っていられないのだと思う気持ちもあり、複雑でした。



ステージⅢの標準治療の化学療法は3剤。


コスメゲン

オンコビン

アドリアマイシン


を使います。


全部で24wで、前半は毎週1剤か2剤


後半は2wの休薬期間があり3wに1度2剤のペースになります。


最初は入院でどんな副作用が出るか、どう抑えるかをみて、一時退院もしながら家で対応できるお薬を試して、できそうだとなったら残りは外来で治療しましょう。

ただ、アドリアマイシンは、副作用が比較的強く出るため、アドリアマイシンが入る時だけは入院してもらおうかな……とのことでした。



全部入院じゃないんだ!

一時退院もできたら、息子達にも思っていたより早く会えるな…と楽しみになりました。



そして、転移なしとの報告!!!

嬉しすぎる……!

すぐにパパやおばあちゃんや姉に連絡をして喜びを分かち合いました。




同じ日から肺炎予防のお薬のバクタも始まりました。


週3回の1日2回服用。


これがとっても苦くて、お薬を飲み慣れていない娘には苦痛で、いろんな方法を試しましたが全部ダメで、本当に毎回飲ませるのに時間がかかりました。


吐いてしまったこともあり、飲み直しになってしまってかわいそうだったので、途中から食事前に飲ませる事にしたんですが、これがもうとにかく1時間2時間かかってしまうので結局飲み終わった頃にはご飯食べれなくなってしまったりして…

どうやって飲ませたら少しでも楽に飲めるのか、ずっと考えてました。

とても苦いお薬だけど、娘にとってどれだけ大切なお薬なのか説明したりもしましたが、頭で理解したとしても飲めないものは飲めないですよね。。。


バクタ問題は、バクタを服用している間ずーーっと続くことになりました。




この日、初めてのケモにビクビクしながら過ごしました。

プレイルームに行きたいと、車椅子で行って、少し遊びましたが、術後の影響かお薬の副作用か、やはり体がしんどくてすぐにお部屋に戻りました。



夕方、パパが面会に来たのでベッドで大人しく遊びました。



このまま、副作用は最小限で…効果は最大であって欲しいと祈りました。