はい、やっぱり出てきましたね、こういうケース。
新型コロナに関して100%確実な検査はないのです。
検査というのはどの点を基準にして判定するかで、+と-はわかれますから。


まず前回のブログ記事について、ご指摘があったので少し訂正しました↓

  • 1(PCR検査)、2(抗原検査)が陽性のとき…「感染確定」(ただし偽+の可能性あり)

と書きました。
→この場合「確定」という表現は、日本語として正しくないので、
「感染している」(とされるが、偽+の可能性あり)と訂正。

 

  • 「検査すると偽+が出ます」

と最後のほうに書きました。
→もう少し具体的に、
「検査数が増えるほど、相対的に偽+の人も増えます」と訂正。


誤解されないように、ちゃんと書いてあったのですが…
でも指摘があるということは、十分表現できていなかった、ということですね。

「何%の割合で偽+がでるか」は、詳しいサイトでは数字が出ていますが、パッと見てわかりやすいようになるべく数字は出しませんでした。
前回のブログ記事は、あくまで新型コロナについての検査がどんなものか、すぐわかるようにまとめたものであり、検査を推奨するものではないです。

100年前のスペイン風邪や今回の新型コロナ問題がなぜ起こったのかについては、さまざまな見方ができると思うし、(スピ系でも)いろんな人がいろんなことを言ってますね。
個人的にはどれも否定しないし、肯定もしません(正しいとか正しくないとかは主観的な見方やから)。


さて、今回巨人軍がどういう検査をしたのかは、巨人軍のサイトのニュースに淡々と書かれています。

▼GIANTS ニュース
https://www.giants.jp/G/gnews/news_3914943.html

でもニュースになったのは、いきなり「PCR検査が+だった!」だけ。
医療関係者は前もって行なった「抗体検査」とはどういうものか、その精度のバラつきの可能性を知っているはずです。でも一般のニュースではそこをすっとばして「PCR検査+や!たいへんだぁ~」と、ニュースにしますね。そしてすぐに-だったから大丈夫、と。
(何を煽ってんねん、と言いたい)


「抗体検査」について、最近の「医療ガバナンス学会」のメールマガジン(約5万人が購読)に、興味深い検証の結果が医師により書かれています。

 

680名のうち、(抗体検査)キットでIgG陽性が58名、IgM陽性が52名に認められた。
IgM+がこんなに出たことで一時騒然となった!…


▼(6/2)ひらた中央病院での新型コロナウイルス感染症の抗体検査を行った経緯とその結果
http://medg.jp/mt/?p=9661
(↑前回のブログ記事を読んでから読むと内容がよくわかると思うよ)


要するに、検査というのは100%といえる場合とそうでない場合がある、ということです。
たとえば「アレルギー検査」もそうですね。血液検査で+と出ても、体調が良ければ症状は出ないこともあります。

結局のところ大事なのは、普段から生活習慣を整えて精神的なストレスを溜めないこと、そして感染症に関しては腸内環境を整え、免疫力を高める食べ物をとることなんです。(当たり前やけど、それが一番!)

 

 

 

 

 

 

新型コロナの検査についてスパっとわかるサイトがなかなかない!

なのでできるだけわかりやすくまとめてみました。

検査方法は3つあります。

  1. PCR検査…「今感染しているかどうか」を診断する(鼻腔検体)
  2. 抗原検査…「今感染しているかどうか」を診断する(鼻腔検体)
  3. 抗体検査…「過去に感染したかどうか」を見る(血液検体)


まず1、2について:


+(陽性)のとき… 「感染している」(とされるが、偽+の場合もあり)
-(陰性)のとき… 感染なし、とはいえない!【注意】

 

※ -(陰性)になるのは以下の理由があるからです。
・鼻腔検体にウイルスがいなかった(唾液にはいるかも)
・検体にまだウイルスが少なくて検査できない(あとで増殖するかも)

 

1でも2でも+なら感染確定なのに、なぜ2つの検査があるの?

これには「検査時間の違い」があります。

  • 1(PCR検査)は、結果が出るまで6時間くらいかかかる
  • 2(抗原検査)は、約30分でわかる



1(PCR検査)を受けられる人は、以下のどちらかの条件があった人です。

  • 37.5度以上の発熱が4日以上続く
  • 感染者との接触があった

なので、検査前から感染している可能性は高いですね。

最初の検査で-であっても、あとでウイルスが増えて+になる可能性も高いわけです。

でも検査で+になるのを待つには時間がかかりますから、当然ながら早期に対応するのは難しくなります。


2(抗原検査)は、急患の簡易スクリーニングに利用できます。

もし+であれば早期に対応できますね。


2は症状があって感染が疑われる場合に、医師の判断で検査が行なわれます。

(帰国者、接触者外来、医療機関や施設内でクラスターが発生したときなど)。


ただ2(抗原検査)は感度が低いので、-であっても、診断確定には再度1(PCR検査)が必要です。

2(抗原検査)を受ける状態だった人は、-だったとしてもまだ安心はできないわけです。
 

※感度(感染陽性者を「陽性」と判定する確率のこと)の違い:
1(PCR検査)は70%くらい、2(抗原検査)は50%くらい。

 


3(抗体検査)について:


これは「過去に感染したかどうか」を見る検査です。

 

今感染していないことはわかりますが、これから感染するかもしれないですよ。


通常はもし過去に感染していたら抗体ができているはずであり、抗体があれば再感染しない、または感染しても重症化する可能性は低いことになります。(※ただし新型コロナの場合はまだデータ不足です)

新型コロナに関しては2つの抗体、IgMとIgGを調べます。

  • IgM… 感染の初期にできる抗体(感染から1週間くらいがピーク。短期間で消失)
  • IgG… 感染の後期にできる抗体(IgMから遅れて出現。長期間持続)


結果の可能性を表にしました。


抗体検査キットは、IgMとIgGを別々に検査するもの、両方同時に検査できるものがあります。


国内で販売、販売準備中、開発中の抗体検査キットは、18種類くらいあります。
 

抗体検査の性能はキットによってバラバラのようです。
 

抗体検査は健常者が受けることができますが、国から承認はされていないので実費がかかります。


なぜ、日本は新型コロナの感染者が少ないのか?と言われる最大の理由は、厚労省が1(PCR検査)を積極的にしたくないから? 


検査をすると偽+の人も出ます。結果として患者が増えて医療崩壊が起きる可能性が高くなりますね。

「知らない間にかかっていていたが無症状で抗体ができていた」というのが理想ですが、そうはうまくはいきません。

 

また抗体ができていたとしても、新型コロナが「終生免疫」ができる麻疹やおたふくかぜと同じ、とは今のところはまだ言えないです。(データ不足のため)


感染リスクについて、5/1の台湾の論文では、

  • 新型コロナは発症前~発症5日までに感染リスクがあるが、6日以降はなかった
  • 接触者の追跡は発症4日前まで確認。潜伏期間を考えると4日前から人に移す可能性あり。
  • 感染リスクは、医療機関よりも家庭内が多い。

(新型コロナ患者100例(PCR陽性)とその濃厚接触者2761例を対象に追跡)

これはあくまで台湾での調査ですが「発症前に感染しやすい」となると、やはり予防が大事ということですね。

緊急事態が解除されたから安全、ではないのです。


上記の詳細は省略したところもあります。以下を参照してください。

一般社団法人 日本疫学会
https://jeaweb.jp/covid/qa/index.html#q2

大阪大学微生物病研究所
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1092

クラボウ
https://www.kurabo.co.jp/bio/product/products.php?M=D&PID=232

新型コロナウイルス検査 「PCR検査」と「抗体検査キット」の違いは?
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20200403-00170989/
柳田絵美衣 | 臨床検査技師

抗体検査・抗原検査・PCR検査 どう使い分ける?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200517-00178720/
忽那賢志 | 感染症専門医

新型コロナ患者がいつまで人に感染させるかの台湾の論文 2020.05.01(英語)
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2765641

 

 

 

 

 

 

コロナに関するビタミンDの話題について調べてみました。


結論から言うと、

「ビタミンD不足で、covid-19の重症化はあり得る」

 ↓↓↓

つまり、ビタミンDをとると重症化しないかもしれない。


しかし、ビタミンDの服用がcovid-19の予防になるかどうかはわからない。

(研究されていない)

 

ということです。

 

なので、ビタミンDをとったらコロナにかからない、というわけじゃないからね。

通常はビタミンDは日光に当たると体内で作られますが、covid-19の治療には多めの量が必要とのこと。

でもビタミンDは脂溶性ビタミンなのでとり過ぎには注意が必要ですよ。
 

わかりやすい「グリコ」のサイト↓
https://jp.glico.com/navi/dic/dic_16.html

体中日焼け止めを塗りたくるのではなく、ある程度直射日光に当たるのが大事ということね!(日焼けとコロナとどっちが怖い?)
でもやっぱり日焼けはイヤという人は、手のひらを15分(夏)か30分(冬)直接日光浴するだけでもいいみたいです。
https://biyori.shizensyokuhin.jp/articles/226


以下は調べてみたサイト(英語だけど)です。興味があれば見てください。

▼4/24のアメリカ国土安全保障省のウィリアム・ブライアン(William Bryan)氏の発表(新型コロナウイルスが太陽光によって急速に不活性化するとした研究結果)
…まだ論文にはなっていない研究。
この発表内容原文は見つけられず。


▼低レベルのビタミンDは重度のCOVID-19に関連している可能性

https://www.news-medical.net/news/20200429/Low-levels-of-vitamin-D-may-be-linked-to-severe-COVID-19.aspx
…重症者を調べたらビタミンD不足だったことがわかったが、ほんとうにVDが予防に役立つかどうかは証明されてはいない。


▼covid-19感染力は気温と紫外線量の影響を受けない
https://erj.ersjournals.com/content/early/2020/04/01/13993003.00517-2020
…中国におけるデータ調査結果としては、高温と紫外線がCOVID-19の感染を減らすことができるという仮説を支持していない。


▼呼吸器ウイルス感染の季節性(呼吸器ウイルスの安定性と感染率に対する温度と湿度の影響)(PDF)
https://www.annualreviews.org/doi/pdf/10.1146/annurev-virology-012420-022445


これのポイントのまとめはこちら
https://www.sciencecodex.com/hopes-pandemic-respite-spring-may-depend-upon-what-happens-indoors-643965
…「熱帯地方などの相対湿度が高い地域では、空気中の感染性の飛沫が室内の表面に落下し、長期間生存できる(換気が悪く人が密集するとよくない)」。
室内の相対湿度は40~60%が最適。

結局は手洗いとソーシャルディスタンスを保つことが大切。