最近見て面白かった映画

「The Terminal」2004年

「Winny」2023年

「かずゑ的」2024年

 

 

 

 

The Terminalはトムハンクス主演。スピルバーグ監督の映画。

NYの空港に到着した男が、母国で起きたクーデターのためにトランジットラウンジに閉じ込められるという話です。

ちょっと前の映画ですが、先日、アマゾンプライムで観ました。

今の若い人たちには不思議な情景設定で面白いかと思います。

30年ぐらい前、このような状況は他国で考えられない事ではありませんでした。

 

Winnyは現代の社会を描いた裁判の話。

面白かったです!

 

そしてもう一つ、ご紹介したい映画があります。

 

 

 

 

 

 

 

映画「かずゑ的」の不思議な魅力

 

 

先日、東京・東中野にある映画館で「かずゑ的」というドキュメンタリー映画を観ました。

 

 

岡山にあるハンセン氏病の療養施設として作られた園に10代から

入所している90歳を超える女性の話です。

この主人公「かずゑさん」 とてもお人柄がよく、病人とは思えないほどです。

10代から入所し、同じ入居者とご結婚し、

お二人で園内で静かに暮らしていました。

 

 

ハンセン氏病は今では治る病気になり、このご夫婦が亡くなると

療養所の入所者はいなくなるそうです。

療養所はとても環境のよい場所に広々と整備されており、

岡山県の手厚い対応にビックリ凝視

 

かずゑさんは片足を失っており、手の指がすべてくっついたような奇形になってしまっています。

けれど彼女は入浴や料理、買い物など、かなり多くのことをご自身で行います。

彼女は言います。「できるんだよ、やろうと思えば」

 

 

子供の頃、今ではほとんど死語となった「サリドマイド児」の映画があり観たのですが、

覚えていらっしゃる同世代の方はいらっしゃいますでしょうか。

この時の主人公は、かずゑさんより、もっと過酷な状況でしたが

それでも自分で自分のことをしようとしている様子が

映画の中に写されていて、

その姿に圧倒的な「生」への肯定を感じ、

感動した事を思い出しました。

 

 

映画「かずゑ的」はその時の感動を思い出させてくれた映画です。

 

 

9月まで全国各地でロードショーだそうです。

お近くの映画館で上映ありましたらぜひご覧になってみてください。

映画の良さって、こういう映画にあったって事をあらためて思いました。

 

 

愛ある映画。

 

 

58歳以上の方は分かってくれるかしら…驚き

 

 

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