ジャニー喜多川元社長(19年死去)の性加害問題から、ジャニーズ事務所の社名が17日に「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更されるのを受け、16日、所属タレントグッズを販売するジャニーズショップが営業を終了した。

事前予約者のみ入店のシステムだったが、大阪・梅田のショップには、閉店時間の午後6時30分を過ぎても、大勢の人だかり。約200人が終了の瞬間を見守った。

予定より33分オーバーした午後7時3分、警備員が「閉店しました」とアナウンス。たびたび閉店の呼びかけを繰り返したが、携帯カメラを手にしたファンは動かず。スタッフが店名の案内板一部を消し始めると、ファンはその姿をじっと見守った。

大阪府池田市から来た会社員(29)は、この日午後に予約来店していたというが、それでも「最後まで立ち会いたい」と再び戻ってきたという。

嵐の大野智や、関西ジャニーズJr.のファンだといい「名前が変わっても、しばらく『ジャニーズ』と言ってしまいそうです。関西ジュニアという名称もどうなるのか…。でも、名前は変わっても応援を続けることに変わりはないので」と言い、最終営業の様子を見つめていた。

この日は、閉店時間を過ぎた後、2階ガラス窓に描かれた店名などに手は着けられなかったが、まず、1階出入り口横にある案内板の店名については、スタッフが消した後、丁寧に汚れも拭き取っていた。