-13ヶ月目の記録- ( ウクレレ日記 )
トップ落ち?‥ 


去年の1/24日からウクレレの練習を始め‥今日で370日が経ちました‥


職種がインテリア、家具デザインなので比較的木材は身近な材料で木材の良質材の枯渇高騰は入社時の頃の感覚と比較すると顕著に感じます‥


※ひとりごとですが‥

昔ながらの百貨店系列などの木工業界や家具インテリアの業界では、合板は[ごうはん]、単板は[たんぱん]と呼んでいます‥


娘が卓球クラブに入り、卓球動画を見るとラケットの合板を[ごうばん]と呼ばれていたり‥

ウクレレ動画を見るようなり、単板を[たんばん]と呼ばれていたり‥其々の業界で微妙に呼び方が違うんだぁ‥という事を知りました‥


個人的には‥

職場に入社以来ずっと合板は[ごうはん]、単板は[たんぱん]でしたので、ごうばん、たんばんと耳にすると、「このみそじる(味噌汁)は白味噌でして‥」みたいに感じてしまいます

^^;



昨年ウクレレを始めた時、安価なマホガニー単板のウクレレとかがAmazonにゴロゴロとあって驚きました‥


家具ではマホガニーの家具と言えばそれなりのグレードの高いイメージで、

例えば家具などでは、カール・ハンセンのYチェアで比較するとブナ(ビーチ)材が

11万円に対し、マホガニー材が約15万円..、ナラ(オーク)材が約14.5万円..


あれ?、なんだか感覚的にマホガニー材が安く感じる‥私の感覚のマホガニー材ってホンジュラスマホガニーだったのかもしれないと、ここ迄書いて、今気付きました‥

 

話を戻して‥

昨年、Amazonで2度目に購入した安価なソプラノウクレレはマホガニー単板でした、

1弦のサスティーンも良く伸びて、其々の弦の音量などのバランスが良いのか、練習をしていて初心者の私には違和感無く気持ちの良いウクレレでした、

(逆の言い方をすると1弦意外の音が普通のウクレレより鳴らないのかもしれませんが、家での朝晩の練習には都合良く今もそれを使っています)


ウクレレを探し始めた時に、ウククレレの面材には単板と合板がある事を初めて知りました


色々な情報で知識を得る内に、単板は音が良い、けど合板と比べると、強度的に取扱いに注意をはらう必要があり、

合板は日常的な取扱いは気にせず済むが単板と比べると、音が劣る、と言う事らしい、と知ります


自分は‥、別に演奏家を目指している訳でも無いですし、高価なウクレレを気を使って管理するのも、自分の楽しみ方としては違うかな‥


と、使い勝手を思うと合板のウクレレで私は良いかな‥とその時は考えました


元々職種柄、合板も先人の方々の創意工夫の賜物と言う一面もあると言う認識によるところもあるかもしれません‥


そして、今の安価な単板ウクレレよりもそこそこ高価な合板のウクレレを買えば、管理は容易で今より良い音のウクレレを手にする事が出来るのだろうと考えました


 3度目に手にしたウクレレはコロナで廃業したウクレレ教室の出品者さんからメルカリで購入した、国産合板のウクレレでした‥


最初は音も大きく感じて良かったのですが、練習している内に1弦と他との音量やサスティーンの差が気になりはじめ‥、方々紆余曲折あって


 4度目に手にしたウクレレは、1弦と他との音量やサスティーンの差が気にならない、3度目に手にしたウクレレと同じ国産合板のウクレレを店頭で試奏してから手に入れました‥

 

これで平穏な日々をおくれる‥と‥思ったら‥、

やっとタイトルの本題‥


購入した晩にそのウクレレで練習して、翌朝にスタンドに立て掛けてあるそのウクレレで練習しようと思ったら、気が付いてしまいました‥

ん?トップ落ち?‥


 

試奏迄してお店で現物見て自分で購入を決めたんだから今更返品なんて無理だろうな‥

と、ネットで調べるとビンテージのウクレレではある現象で対処法は使用しない時は弦を緩めておく事‥、若しくは弦高や演奏に支障無ければ気にしなくてもよい‥との事


 購入して数日は弦を緩めて使用していましたが、毎日朝晩1時間の練習でその都度、弦を緩めて使う時にチューニング、それを2度、3度と繰り返し‥

そうしている内に、だんだんと面倒くさくなり


毎日の練習はAmazonの安価なマホガニー単板ウクレレに戻って行きました‥



その後も悶々と考えてみれば、木の板は一般的に木目の(繊維)方向には曲がり(反り)にくく、木目に対して横方向は曲がり(反り)やすい‥


ウクレレのトップの合板の場合は、薄い木の板を縦、横、縦と交互に合わせる構成なので、もしかすると‥

理屈としては単板よりも合板の方がトップ落ちはし易いと言う事になるのかなぁ‥とか考えてみたり‥


ちなみに薄い合板は実際は論理上は対角(斜め)方向に反る傾向があります‥


上の写真は3mm/t 合板の塗装サンプル

そんな感じで、あまり出番が無くなっていたウクレレですが‥

 

昨年末にたまたまウクレレ工場の動画を拝見して、一つのウクレレが出来上がる迄には多くの人の手がかっている事を改めて自覚しまして‥


まぁ

メーカーさんが、産みの親なら

使う側は、育ての親と考えれば

毛嫌いして敬遠せずに、とことん向き合ってみるのも有りかも‥と思えるようになりました‥


勿論、使い勝手の良さから合板のウクレレを選んでますので、毎日の練習でその度に弦を緩めたりとかは、しませんが‥


多分、気にせず使い続けて大丈夫!

ダメになったりはしない‥

と信じて使ってみようかな‥

と思う事にした出来事でした