前回書いた、「夢日記3」の続きでございます。

※注意
拙い文章、また夢のお話しなのでおかしな設定(矛盾している、あり得ない等々)、場面や話しが飛ぶ・完結はしない等はお許しください。(ちなみに夢の中の私は、年齢:二十代後半くらい、性別:男性、国籍:白人系でございます)

【前回のあらすじ………出口を求め、死体が散乱する部屋を後にした私。長い通路の先にある階段の先で、黒い靄のようなものが人を襲っているのを目撃する。】




 あまりにも恐ろしい光景を目の当たりにし、反射的に顔を引っ込める。
『何なんだあれは?』
 恐怖で心臓がバクバク鳴り、汗でシャツがベットリと張り付く。さっきの部屋の死体は、あの黒い影の仕業なのだろうか? そしてあの影は一体何なんだ?
 とにかく、一刻も早くこのような所を脱出しなければ。
 私はもう一度通路の先を覗く。そこにはもう黒い影はなく、あの部屋と同じような光景が広がっているばかりであった。正直そこへは行きたくはなかったが、先ほどの彼らの言葉からすれば、出口は血の海を越えたその先のはず。
 まだ飛び出さんばかりに心臓が脈打つ胸を押さえると、私は通路に飛び出し一気に駆け抜けようとした。嫌でも目に入る悲惨な光景から逃げるように。
 走る私の全身に、ふと寒気が走った。背後から嫌な感じがする。思わず後ろを振り返った私は、全身の毛が逆立つのを感じた。
 あの黒い影が、私を追って来ている!
 宙に浮く黒い人型が、その身に黒い靄を纏っているようなその姿。先ほどは一瞬であったが、今ははっきり見える。体つきから男のようであり、ショーウィンドウに飾る裸マネキンそっくりだ。瞳は無く、無表情のそれは私を見ていた。
 私は必死に走った。あれが何なのかは分からない。だが一つだけ分かるのは、あれに捕まってしまえば、私も針で突かれた水風船のように、内臓をまき散らして死ぬという事だけだ。
 私の周りに、少しずつ黒い靄が纏わりつき、視界が薄暗くなってゆく。すぐ背後にあれが迫っている気配がある。それでも地面を蹴り、ただ前に進んだ。


 どこをどう走ったのかは分からない。気が付くと私は建物の外へいた。辺りは真っ暗闇に包まれていて、どうやら夜のようだった。辺りを見回すと、あの黒い影は何処にもいなかった。
『助かったのか?』
 ほっとしたが、自分が今何処にいるのかさっぱり分からない。もう一度辺りを見回すと、背後に大きな建物があった。それは私が収容された刑務所であった。ここに来る時に一瞬だけ見た建物。明かりはほとんど無く、雨が降る暗闇の中に不気味にそびえ立っていた。 
 もっと遠くへ逃げなければ、そう思った私は建物を背にして再び走り出した。少し走るとレンガの壁に突き当たった。壁は私の身長より遥かに高く、乗り越えるのは不可能だった。仕方なく壁伝いに歩き、出られる所を探したが、壁の崩れは疎か扉すらも無い。つまりここは、建物とレンガの壁に囲まれた、中庭のようだった。
 外へ出られたと思っていた私はうな垂れた。
 その時、私は何かがいる気配を感じた。闇の中に目を凝らすと、誰かがいる。黒を纏った人影……。私は再び恐怖を感じたが、あの影とは違うようだった。宙に浮いているわけではなく、しっかりと地面に立っている。その人影が、ゆっくりと私に歩み寄って来た。近づくにつれて姿がはっきりと見えて来る。
 そこにいたのは初老の男だった。そして牧師が着るような服を纏っている。黒を纏っているように見えたのは、この服のせいか。
「ここの人間なのか? 出口を知らないか? 訳の分からない事が起きていて……。とにかくここから出たいんだ」
 私は男にそう言った。しかし、ここで起こっている事を知らないのか、私の慌てる様子を見ても彼はただ静かに微笑み、私を見ていた。
「おい—」
「貴方は行かなければいけない所がある」
 私の言葉を遮り、彼が言った。
「ここで起こっている事を、貴方は知る必要がある。だから貴方はあの場所へ向かいなさい。そこへ行く事こそ、貴方にとっての最善の方法なのだから」
 そう言ってゆっくり右手を上げ、どこかを指差した。
 私は彼の指差す方向を見た。その先には礼拝堂が遠くに見えていた。刑務所の敷地にある礼拝堂。
 この出来事を知る必要がある? そんなのはご免だ。こんな恐ろしい事を知る必要なんて私には無い。それよりも一刻も早くここを出る事こそ、私に必要な事だ。
 再び男の方に顔を向けたが、そこには誰もいなかった。最初からそこにいなかったかのように、闇の中に私だけがいた。
 礼拝堂へ行く事が最善の方法、男が最後に言った言葉を思い出す。男の言葉を信じるか、どうするべきか……。
 しばらく悩み、私は礼拝堂へと向かう為に足を進めた。

おわり




以上が私が見た夢のお話しでございます。いかがでございましたか?
本来は夢特有の突拍子も無い場面や、おかしな場面展開もあったのですが、それを省いたり代わりに肉付けしたりと、分かりやすいように編集させていただきました。

私が刑務所に収容された理由とは?刑務所の中で何を研究していたのか?黒い影の正体は何だったのか?礼拝堂で待ち受けるものは何か?無事に脱出する事が出来たのか?全ては謎のままで夢は終わってしまいます。

このような夢を見た原因には心当たりがございます。ある方々のホラーゲームの実況プレイを見ていたのが元になっているようでございます。最後にその動画をご紹介したいと思います。
ほぼ「OUT LAST」という海外ゲームが元となっております。夢の中の黒い人影のモデルとなった「ワールライダー」の正体も分かりますので、気になる方はご視聴ください。(追加DLCは、「OUT LAST」を見終わった後にご視聴する事をお勧めいたします。)

※WARNING!!
「OUT LAST」には暴力シーンやグロテスクな表現、流血、驚かし要素、多数の変態が含まれます。苦手な方はご注意でございます。