肺がんの中でも、肺腺癌は
喫煙とは無関係です。
私も家族も、煙草は一切吸いません。
肺がんだなんて、まさに青天の霹靂。
肺線癌（1A）が判明してから、
手術後、抗癌漢方との出会いを経て、
経過観察を卒業するまでの記録です。
以前の記事でも少し触れましたが、
従姉妹のうちの一人が肺癌経験者です。
母方の従姉妹で、
母の姉の娘です
その従姉妹は、２7年前、
３１歳の時に手術しました。
末っ子がまだ１歳半だったので、
幼子を抱えての闘病という点で、
私と条件が似ていました
手術で左上葉を切除し、
再発無く過ごし、２７年が経過。
現在は、当時の末っ子も社会人。
充実した毎日を送っています。
不安でふさぎ込んでるよりも、
経験者の話を聞こう！と思った私は、
従姉妹に電話しました。
経緯を話すと、とても驚き、
心配してくれました。
そして、今まで聞いた事がなかった、
当時の詳しい治療内容を
教えてくれました。
肺癌が見つかったきっかけは、
会社の健康診断だったそうです。
１０円玉くらいの大きさの影
（２センチ程）が見つかりました。
ＣＴと気管支鏡検査の結果、
肺がん（腺癌）と確定。
ただ、その頃は本人に告知ではなく、
家族に告知するという時代。
肺の炎症と言われ、
手術を受けたそうです。
癌の大きさが同じくらいだね。
でも、私のはレントゲンに、
ハッキリ写ってたからね。
でも、再発無く元気だから。
と従姉妹。
手術はどんな感じだった？
と訊くと、
いや～～・・・
ごめん、正直に言うと、
めっちゃ辛かったよ。あの頃は、
背中をバッサリ切ってたからね。
麻酔が覚めたら、動けない！痛い！
ひたすら痛い
ICUは長い長い苦痛の時間だったよ。
アタシは左上葉を切ったんだけど、
術後の息苦しさが酷くて悶絶した。
まじかー
でも、日に日に苦しさは軽くなったし、
早く退院したかったから、
腕をぐるぐる回したり
ストレッチしたり、
病棟を歩き回って、
体力を回復させたよ。
とはいえ、１ヶ月は入院してた。
いつ癌だって知ったの？
退院前だよ。
おかしいと思ってたんだよね。
周りが癌患者ばかりだったから。
話が丸聞こえなんだもん。
聞いたよ、母に。
本当の事を教えて！ってね。
そしたら、わかった、って。
先生から詳しく告知してもらった。
肺腺癌でリンパ節に転移は無くて、
ステージ1A。
大きさはちょうど2センチ。
抗がん剤はしていないよ。
先生が変わった人で、退院の時に、
あなたは若いし、何としても治って欲しい。
もし興味があればだけど。
と言って、ある資料を渡してきた。
中身は、食事療法や漢方、
玄米菜食とか、いろいろ
大きな病院の医師の立場なのにさ、
代替療法の資料をくれるなんて
そうとう珍しいよね～。
従姉妹はそう言って笑っていました。
結局、色々やって、
1ヶ月経っても実感が無いものをやめて、
乳製品と牛肉を止めるなど、
無理のない範囲で取り入れて、
健康になれそうなものを食べ、
癌のことは忘れて過ごしたそうです。
ちなみに、従姉妹には
玄米菜食や断食療法は、
合わなかったと。
最後に従姉妹は、
傷は今も、梅雨時期と寒い時期に
たまに少し痛むけど、大丈夫だよ。
ほら、今の時代は昔と違って、
傷も少なくて済むんでしょ？
なおさら大丈夫だと思うよ
まずは手術頑張れ～。
何かあったらいつでも連絡ちょうだい。
と励ましてくれました。
