肺がんの中でも、肺腺癌は

喫煙とは無関係です。

私も家族も、煙草は一切吸いません。

肺がんだなんて、まさに青天の霹靂。

肺線癌(1A)が判明してから、

手術後、抗癌漢方との出会いを経て、

経過観察を卒業するまでの記録です。

 

 

1週間後に、呼吸器内科を受診しました。

5016年、5/12のことです。

 

この日は、当時1歳3ヶ月の

末っ子双子を連れての

受診になりました。

一時保育の登録をしていた

保育園にこの日は空きが無く、

父はすでに他界、母も脳腫瘍で、

子供を見る事はできず、

旦那の実家も諸事情で難しくえーん

 

旦那自身も休みが取れなかったので、

連れて行くしかありませんでした。

 

この日の病院は大混雑。

予約時間を1時間ほど過ぎた時、

ようやく名前を呼ばれ診察室へ。

 

「お待たせしました。」

5/8に撮ったCTの画面を出し、

こちらに一礼する呼吸器外科の先生。

 

「お子さん達、何ヶ月ですか?」

 

「1歳3ヶ月です。」

 

和やかな会話から始まった診察。

 

 

「CTで、確かに影が確認できます。

大きさは・・・」

 

画面上のスケールで測る先生。

 

「2センチ前後かな。」

 

「この今の段階では

まだ何とも言えませんが、

腫瘍の可能性もありますし、

炎症性のもの、炎症の跡、

なども考えられます。

それで、今後なのですが、

2つの選択肢があります。

 

一つは、気管支鏡検査をして、

組織を採取して調べる事。

ただ、これが腫瘍だとしても、

必ず組織を採れるとは限りません。

もし異常無しの場合でも、

数か月ごとに経過観察するか、

手術で取って確定するかの

どちらかになります。

 

もう一つの選択肢は、

検査せずに数か月間、

経過観察してみる事。

具体的には、

1か月後・3か月後・半年後

といった感じに。

影が小さくなれば炎症性のもの。

大きくなるとか、陰影が濃くなれば、

腫瘍の可能性が高まります。」

 

炎症性と聞いて、思い出したのが、

昔肺炎で1ヶ月入院した事がある事。

けっこう重傷で、肺炎を起こしたのは、

今回と同じ右の肺でした。

 

それを先生に話してみると、

「同じ右側だと、炎症跡の可能性も

ゼロではありませんが・・・。

しっかり調べた方が良いと思いますよ。

少し胸膜を引き込んでいるような

陰影が気になりますし。

何よりもお子さんもまだ小さくて、

まだまだ若いですから。」

と、先生。

 

今思えば、この時すでに先生は、

肺がんを疑っていたんだと思います。

 

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「ちなみに、レントゲンには写っていますか?」

 

と聞いてみたら、

 

「ちょっと見てみましょうか。」

 

と、レントゲン画像を表示し、

 

「う~~ん・・・。これ、かな?」

 

CT画像と照らし合わせながら、

 

「あ、これかなー?うっすらと。

でもねぇ、これ、ここにあると

わかった上で見てますからねぇ。

健康診断だとしたら、引っかかるかな?

微妙なところですね。」

と仰いました。

 

どうやら初期の肺がんは

レントゲンには写りにくく、

これを発見できるのは、

かなり経験豊富な先生らしいです。

 

双子達はベビーカーで眠っていました。

この子達は、まだ1歳。

上にも、まだまだ手のかかる子達がいる。

 

死ぬわけにはいかない!

 

「先生、気管支鏡検査、受けます。

よろしくお願いします。」

 

「分かりました。一番早い日程で

予定組みますね。一泊二日で

検査入院してもらいます。

5/17に検査して、18日に退院で、

結果は26日にお話しします。」

 

あっという間に

検査の日程が決まりました。