肺がんの中でも、肺腺癌は
喫煙とは無関係です。
私も家族も、煙草は一切吸いません。
肺がんだなんて、まさに青天の霹靂。
肺線癌(1A)が判明してから、
手術と抗癌漢方との出会いを経て、
経過観察を卒業するまでの記録です。
2016年春。
子どもがインフルエンザにかかりました。
間もなく私も39.5越えの高熱が出ました。
これはうつったな、と確信しました。
でも、熱の割には症状が軽かったし、
3日後には38℃台に下がってきたので
大丈夫だろうと様子見していました。
ところが、長女が回復し元気になった頃、
私の熱が復活してしまいました。
暫くは自宅療養していましたが、
39℃以上の熱が1週間続いたある日、
とうとう立ち上がるのも辛くなり、
限界に達してしまいました。
しかしその日は日曜日。
かかりつけの病院は当然休診。
旦那に子ども達を託し、
休日診療所を受診しました。
○○さんどうぞ~、
と声をかけてくれた担当看護師さん、
偶然にも、私の従姉妹!
(余談ですが、従姉妹は3人姉妹。
一番上の姉が肺がんサバイバーなのです。
その後、事あるごとに
相談に乗ってもらう事になります。)
従姉妹は、
「ちょっとー!久しぶり!大丈夫???」
と、声をかけてくれました。
診察室に入ると、
その日当直だったのは、
おそらく同年代の女医さん。
優しくて丁寧な印象です。
「だいぶ苦しそうですね。
酸素濃度を測ってみましょうか。」
との事で測ってもらうと、
SPO2が94%。
「低いですね。肺炎の可能性があるので、
近くの市立病院に紹介状を書きますね。」
との事で、すぐに市立病院へ。
案内に従って受付すると、
インフルエンザの検査を受けました。
「もう、だいぶ日が経っているから、
陽性が出てもお薬は無いんだけどね、
念のためね~。」
と、看護師さん。
結果は、
薄く陽性でした。
30分ほど待ったところで、
診察室へ。
この日担当の医師との出会いが、
私の運命が決まる
きっかけになったのです。