前回の投稿内容の続き。
某が近所のマッサージ処で揉み解されていた頃、切り分けられたロールケーキは妻の運転で配達されていた。マッサージ後、某は母の生活エリアで母と夕食を摂り、ほろ酔い気分で我が居住エリアへ戻る。リビングに入ると、寒がりの妻がガンガン灯油ストーブを焚いており、思わず『暑っ…』でテーブルを見ると何やら紙袋がある。『何コレ？』食事中の長女が『知らん。妹の（モノ）』中身を確認すると、配達されたはずのロールケーキ。どうして？妻が『あぁ、それね。Rちゃん不在だったのよ。』1切れづつ配ったロールケーキだが、Rちゃんに限っては誕生日が重なっていることもあり、他の友達比4倍の大きさとしていた。それが不在だったので持ち帰り、は理解できるが、どうしてこんな暑い場所に放置？要冷蔵に決まっているでしょ！『えっ、ダメだった？』平気な顔して聞く妻に、『洋菓子店で購入時、持ち帰り時間を聞かれて、時間に合わせて保冷剤を入れるでしょ。生モノなんだから常温はダメに決まってる。明日、コレをRちゃんに渡して腹壊したら、どう責任取るの？もうコレは勿体ないけど捨てなきゃね。』長女が、『それだったら父さんから妹に言ってよ。母さんや私が言っても聞かないから。ブチ切れられて終わり。』そこへ風呂から上がった次女が入室。順を追って説明し、廃棄処分に納得。翌日、再製作の運びとなった。
昨日の朝、カトリックの教会で年に一度の黙想会があるので、某は教会へ行く準備をしていた。すると次女が台所でゴソゴソ。再製作に取り掛かるようだ。しかし今から父は不在だぞ、大丈夫か？前日、一通り手順は教えたから大丈夫かな？次女は何も言わないし、某に頼る気は無いのだろう。某は教会へ行った。
黙想会が終わり、帰宅すると愛車が無い。そういや倅が自動車学校まで送れと言ってたな。家に入ると長女と次女も居ない。全員、お出掛けか。リビングに入るとロールケーキのスポンジと思しきモノがテーブルに。見た瞬間、『やっちまったな。失敗じゃん。』巨大なクッキーのようだ。これは『失敗したから、父さん作って。』と言う次女の無言のアピールなのか？兎に角、これではモノにならぬ。やれやれ、作るか。
スポンジを焼き始めた頃、次女が妻と帰宅。倅を送ったついでにスーパーに寄って生クリームとチョコを仕入れたようだ。とぼけたように『あれ、父さん何か作ってんの？』笑いながら『お前、失敗したんだろ。新しいの、父さんが焼いているんだよ！』次女、悪びれず『ふ～ん。分かってるよ。だってコレ（次女作を差して）バキバキだもん。』買物袋を手にした妻も入ってきて、『そっ、だから生クリームつけてクッキーとして食べるの♪』プレゼントにはならんだろう！
某が焼いたスポンジに生クリームを塗り、くるくる巻いて再製作完了。今度は持って行くまできちんと冷蔵庫で保管し、在宅を確認してから持って行った。
