前々から行きたいと思ってた、絵本の古書の専門店、「OSAGARI絵本」さんに、昨日初めて行ってみました。

 


 子供の頃持ってた絵本を、も一度集め直したいというモチーフが、ずっと僕にはありまして、今回は特に、「じてんしゃにのるひとまねこざる」を、廉価で買えたらいいなと思ってました。

 お店に着くとすぐ、屋外の書棚に、その作品の小さい判型のバージョンを見つけました。200円。安いので即座に手に取ります。1956年初版の1981年に出た22刷だから、僕がかつて読み、今も増刷されてる版でしょう。

 原書との違いは和書の綴じになってることで、左側から右へと開きます。原書は、右側から左へ開くようになっています。

 

 要するに和書は国語の教科書の綴じ方、原書は算数の教科書の綴じ方と同じです。今の翻訳は、原書と同じように、算数の教科書綴じにする方が、オーソドックスなんじゃないでしょうか。昔は、わざわざ和書の綴じに構成し直したんですね。

 H.A.レイ独特の、薄墨のような影のつけ方が懐かしいです。最近は「おさるのジョージ」と呼ぶらしいですが、個人的には、ひとまねこざるの方がしっくりきます。幼い頃、何度読んだかわからないほど繰り返し読んだのですから、当たり前かも知れません。

 次に見つけたのは、Raymond Briggsの「The Snowman」の、小さめの原書。2001年に出たフォーマットとあります。

 

 翻訳の、ブリッグスの「ゆきだるま」は、縦が30センチくらいあって、これは原書とほぼ同じ大きさですが、今日買ったのは縦がその半分くらい。版元は、Hamish Hamiltonというイギリスの出版社で、これは、縦30センチバージョンの原書と同じところです。

 でも、2001年に出た割にはISBNの記載がないし、価格も表示されていません。想像するに、ギフトセットか何かで、別の関連商品と共に、パッケージで売られていたものじゃないでしょうか。手の平サイズの、もっと小さな判型のものなら、本の単体として見たことがありますけど、この中途半端なサイズは、見るの初めてなので。これも200円。

 最後に見つけたのは「ダース・ヴェーダーTMとルーク(4才)」で100円。

 

 ジェフリー・ブラウン作で、出た当時は結構ヒットしたんじゃないかと思います。続編も、何冊か出てますよね。

 

 でも原書は、読んでも何がおもしろいのか、今いちぴんとこないんです。で翻訳があったので喜んで買ったんですけど、それを読んでもどこがおもしろいのか、今ひとつよくわからない(笑)「スター・ウォーズ」は、大ファンなんですけど。

 でもまあ、合わせて500円分買って、ほくほくの気分でお店を出ました。また近く伺いたいと思います。