「64」横山秀夫著
元刑事部D県警広報官 三上義信
一人娘失踪中の三上
記者クラブと匿名問題で揉める三上。
昭和最後の64年に起きたD県警未解決の最大最悪の誘拐殺人事件。
その誘拐事件の警察庁長官の視察
その視察で被害者遺族家への長官の訪問
そのお膳立てのために動く三上。
しかし、遺族に拒否される三上。
一人娘探索を全国警察に手配をお願いしてしまった借りから少なき情報の中、歯ぎしりしながら職務をこなす。
長官視察をめぐり刑事部と警務部の対立、抗争。
長官視察への刑事部の過剰な反発。
64の事件でD県警が抱えた爆弾を突き止めた三上。
長官視察の本来の目的を知る三上。
古巣にいた刑事部との確執を生みつづける
三上。
警察組織の中での刑事としての矜持と広報官としての仕事。
組織と個人
常に自己の葛藤と、警察組織に在る自分との
狭間の中で、ギリギリの選択を迫られ続ける。
己を全うするとは!?
答えなんてない。
やるしかない、自分の勘と感覚、広報官として
前に進み続ける三上。
肉薄する瞬間の連続。
