世界選手権選考会を兼ねた陸上の日本選手権があす27日、福岡博多の森競技場で開幕します。
主役は、9秒97の日本記録保持者のサニブラウン・ハキームです。
日本歴代2位の9秒98を持つ桐生祥秀のほか、小池裕貴を筆頭に10秒0台を持つランナーが4人もいます。
大会史上初の9秒台決着に注目が集まっていますね。
ハイレベルなライバルが集うだけに、サニブラウンの記録更新の期待も高まりますが、9秒97超えはスタート次第。
実は、6日の全米大学選手権で日本新をマークしたレースでは、号砲への反応がイマイチ。
この時のリアクションタイムは0.198秒でした。
決勝を走った8人のうち、2番目に遅いリアクション。
3位に終わったサニブラウンは、9秒86で優勝したオドゥドゥル、9秒93で2位のギレスピーの2人に対し、号砲への反応の差で負けました。
世界のトップスプリンターの平均RTは0.13から0.14秒、サニブラウンのスタートでの反応の鈍さは致命的ですね。
右足付け根の故障から完全復活した今季はリハビリで取り組んだウエート、フォーム矯正が実って走りが安定しました。
スタートしてからスムーズに上体を起こせるようになったことで中盤以降の加速が増して、今季の好タイムにつながっています。
男子100メートル決勝は28日です。
サニブラウンの更なる記録更新は「スタート」にかかっています。
新記録、楽しみですね。