オリーブのこころ -16ページ目

オリーブのこころ

日々感じたことを綴る。

10年続けた仕事を卒業。

少しゆっくりできる、ゆっくりしようと秘かな楽しみを胸に5月を駆け抜けた。

ラストスパートは息つく間もなくバタバタと過ぎ。

よく頑張ったなと自分を褒めてやりたいくらいに、ここ数年の中で一番全力だったんだろう(笑)

とにかく一息つきたかった。





そうして迎えた6月。

母の元へと帰る。


そこで私につきつけられたこと...

それは母の認知症発覚。




半年前のお正月にはそんなこと欠片も気付くことなく、逆に母に勇気をもらって東京に戻ったつもりでいたが。

たった半年で変貌していた。

目も虚ろに見え言動も変わっていたのだ。



一番分かりやすい、さっき食べたことを忘れている認知症状。

ほとんどのことが数分.数十分で忘れてしまう。

そして同じことを何度も訊く。







神さまどうか助けて下さい!

こんなに真面目にコツコツと働き、ささやかに生きてきた母を。
何故、残された人生をこんなふうに過ごさなければならないのですか...

と嘆いたりした。






それから認知症についてを調べる。

治ることはないと知ると、なんとかこれ以上をくい止めるにはどうすればいいのか。


薬ばかりを頼りにせずに食事療法も取り入れていかなければと焦燥感がつのる。


底なし沼に吸い込まれてしまわないように今もがいてはいけない。

冷静に考えよう。


幸いなことに私には心強い姉妹がついている。

遠く離れて暮らしていても、なんでも相談できるし知恵ももらえる。

一生懸命調べて連絡をくれる。

だから私はひとりで背負いこんでるわけじゃない。

離れていても一緒に母を看ているのだ。



そうゆうことからか私は少しづつ考え方が柔らかくなってきている。







認知症という病名を知らなければ...

薬など飲ませずに老いていく自然な姿として捉え、

やがては恍惚の人となり...

穏やかに見送ってあげることができるのではと。





しかし現実は甘くない。

どれだけ多くの人が認知症という現実に苦しんでいることか。




解ってはいるが...










次の仕事が見つからず、必死になって探すこともせず。

人生なんとかなるものさと、とうとうタイムリミットを迎えてしまって。

それより何よりもgreenmoonというステージに未練を残すことなく幕を降ろせたこと。




あぁ..そうゆうことだったんだと思う。

考えてみれば幾つかのことが、今この期に至るまでの流れになったような気がする。



これを運命て言うんだ。


母と暮らすこと。


それならそれで受け入れよう。

そして立ち向かおう。



気負わずにしなやかに。







少し前とは違うエネルギーが私の中を駆け巡り始めているような気がする。