こんにちは。

 

現在、地方で株式会社として繊維関係の小売店をしているMと申します。

 

新型コロナウィルス等の影響で12月でお店を閉店して、来年の初めには法人も解散・精算する予定です。

 

詳しくは小売店にとってのコロナの影響からご確認ください。

 

今日は、青山商事が400人の希望退職を募集という記事が出ているので、繊維業界に今も身を置く法人の代表としての見解を少し書かせていただきます。

 

 

 

先に、まとめると繊維業界はこの先2極化してしまい、中間層は入れ替わりが激しいので余程の個性や強みがないと生き残れないと思います。

そこそこの個性や強みでも、結局利益は出なくて高級品と低価格品の2極化時代になっていくと思います。

 

 

皆さんもなんとなく身をもって感じてらっしゃることだとは思いますが、繊維でできているものの値段って個人の趣味趣向が特別なければ、かなり安価に揃えることが出来るようになっています。

 

GUやユニクロ、しまむらやイオンや無印良品などのプライベートブランドなど、品質はよく値段も手頃。

 

どこのお店でも都心でも地方でも同じような品揃えで値段もおなじ。

 

 

そして、マックの創業者のジョブス氏のように服に対するこだわりがないのかあるのか(上は黒無地下はジーパンと決めて無駄に悩む時間を削る)

生産性に重きをおく人や、ある程度社会的に豊かな国の人たちにとってのファッションの価値が”見苦しくない””清潔感がある”などになり、そもそも価値などという感覚が失われつつあり、”機能性””普遍性”などを求められつつあるように感じます。

 

 

そして、人目を気にしなければならない人々はハイブランドなもので身を固めるなり、普段は安価で機能的なものをもに纏う人々も大切な時にはハイブランド品を”リセール”(転売)も視野に購入されるようになると思います。

 

実際にそういった兆しは今、現在にもすでにあることだと思います。

 

商品を購買する消費者は日々賢くなり、選択肢は無限にあり、その中で一番利点の多い選択へ進むなら、繊維業界は2極化への道を進む。

 

ワールドの希望退職者が300人近くにのぼったことや青山商事が希望退職者を400人規模で募集することも中間層的な繊維や専門的な繊維業界の限界が近いのではないかなと感じさせます。

 

 

 

安価な繊維ブランドも、高級な繊維ブランドも繊維素材のアイテムを網羅して2極化する気かしています。

爪先から指の先に触れるものまで、全てあるが、ハイかローか。

 

 

私の店は中間層です。

洋服はセレクトショップの形式で様々なメーカーのものがあり、靴、バックなどの小物そして下着の専門店でもあります。

 

専門店には専門的な知識と、商品に対する幅広い理解が求められます。

 

地方の路面店なので、ハイでもなければローでもない部分でやってきました。

(どちらかに!と言われれば・・・ハイよりです)

 

けれど、店頭に携帯を持ってきてフィッティングをして、ECサイトでポイントを駆使したり値引品を探しておなじ商品を購入するお客さんが出てきています。

 

私は繊維業界からは卒業しようと思います。

 

ルイビトンモエヘネシーのような大きな会社が世界を動かしている時代に、中間層は圧倒的に不利になってしまいました。

 

政府も新しい生活様式でECサイトの有効利用を推進しています。

 

地方の小売店は、大手のサンプル品置き場ではないのです。

我々は店頭で商品が売れなければ、全く利益を得ることがないのです。

 

 

ハイブランドかローブランドか、賢い消費者がその生活の局面ごとに選んで購買するようになる未来はそこまできていますね。

 

先細り感のある繊維業界。

ファッションは色鮮やかで、選択の自由があり、誰かが元気になれるものであって欲しいと心から思います。