毎年思うけども、お仕事が重なる時は本当重なる。
そんな中でも1番ドスンとそこに君臨してた仕事が、
【ATANI HAROS】
愛知の仲間、まっちゃん事、松井友和とその家族の世界一周の旅本のデザインだ。
まっちゃんとはまだ言うても3年くらいの仲。
仲間の堀之内哲也って書道家に連れられて、彼の経営するBARへ遊びに行ったのが出逢いのきっかけ。
会えば呑んで、松井流で言う『ガチャガチャ』して、騒いでしての関係性。
だんだんと仲良くなるって言うか、なんかもう昔からの仲間みたいな感じ。
でもなんて言うか、良いのよ^_^
一緒におって気持ちの良い男なのよ^_^
そんな仲間の1人。
そんな彼は一昨年、9年間築き上げてきた【RIZZLA】って店を仲間に譲ってプータローになり、昨年家族4人で世界一周という暴挙に出た。
アホだ。
だけど、羨ましすぎる。
彼らが帰ってきたのは、今年の春。
帰って来たら本を作ると言うのは聞いてた。
できれば携われたらなと思ってはいたけど、
ご縁あってその話が回って来た。
話をもらったのは確か6月末。
すでにCDアルバムのデザインの話が2作品、
キャラデザインや店舗ロゴデザインの話もいただいてたから、その準備やデザイン案に試行錯誤してたとこ。
納期的にも正直返事に困ったけども、
元々やりたいと思ってた仕事が入って来たのだから、そりゃなんとかしたい。
まっちゃん達もちょっと困ってたのもありで、
余計なんとかしたい。
良いタイミングでスケジュール調整できた仕事が出てきたから何とかOKと返事をした。
正直言うと、
ちょっと舐めてた(笑)
原稿の量がハンパなかったのもあるけど、
受けた当初はこんなに時間がかかるとは思ってもみなかった。
まず、
嫁のかなちゃんが頑張って上げた原稿の枚数500ページ超え!(笑)
そして旅で撮った写真の総数5万枚!(笑)
もちろん写真は松井家にある程度ピックしてもらったのだけど、それでもかなりの量。
これにデザインを合わせて組んでいくと…
600ページ超える!!
辞書かっ!!!
と言うことが判明。
そこから、
原稿のスリム化。
サイズの変更。
などなどして何とか収まるところに収めた感じ^_^
今回、アシスタントのさっちゃんの力がかなり助かった。
居てくれなかったら、まだできてないと思う。
さっちゃんはイラストでご飯を食べて行きたいという目標がありウチに来てる子。
その中で、
「本の挿絵を描いてみたい」
というちょっとした夢があるのを知ってた。
今回この話をもらった時に、
まず頭に浮かんだのがさっちゃんの挿絵。
夢をかなえてあげられるなと。
さっちゃんがウチに来て三年目。
ちょうど良いタイミングでこの本の話が来たなと改めて思う。
当初は挿絵とデザイン補助と文字組補助をと思ってたのだけど、終盤は彼女のポテンシャルが発揮され、ほぼ彼女を中心に回してくれてた。
この2年ですごく成長してくれてた事に、
嬉しいのと頼もしいのとで、
とても楽しく仕事できた^_^
何よりこれから信用して任せられる仕事が見えたのはMAGIC LAMP DESIGNとしてもでかい。
終盤はかなりの負担をかけてしまったのは申し訳ないけど、彼女にとっても今後の財産となる経験となったと思う。
あーー長くなる(笑)
とにかく完成まで大変だった。
全くゴールの見えない、
ながーーーーいマラソンを
走ってる感じだった。
ともあれこの10月15日。
晴れて1万部という大量の作品がまっちゃんのとこに納品された。
スリム化したと言えど、
A5判で448ページ!
一冊で750g!
それが1万冊だから、
総重量8t!!
アホだ(笑)
1万冊刷ったのには理由がある。
僕ら世代では数多くの人が刺激になりきっかけとなったであろう、20万部のベストセラー作家であり自由人の【高橋 歩】さんとの会話で、
「手売りで1万部完売したら大したもんだ」
という一言から。
そんな一言をまっちゃんがもらって、
挑戦しないわけがない。
そんな事から1万部。
松井が最近よく言う。
「作って半分、売って半分」
そう、本は完成したとは言え、
まだ折り返し。
大完成まではまだもう少し頑張らんといけない。
そんな彼らは今日(10/18)から全国ツアーに出発。
全国をトークライブと本の販売で回るツアーがスタート。
俺は全部回ることはできんけど、
どこかのタイミングで一緒できれば良いなと思ってる。
兎にも角にも、
そんな3ヶ月。
最後の1週間はもうほとんど寝れてなかったし、
他の仕事との兼ね合いもあり、
集中力も散漫になり、
イライラとストレスとの戦いでもあったけども、
先日まっちゃんから手にした本はズシリと重く、
僕らの血と汗と涙がその存在感で表してくれてるようだった。
実はほとんど本を読まない私。
だけど、原稿をもらった時は一気に読めたくらい面白い内容です。
旅のエピソードもそうだけど、
妻として母としての目線でも書かれてるので、
お子さんを持たれてる方には、
特に響く内容も多いのではないかと思います。
もちろんデザインにもいろいろこだわり、
細工も仕掛けてあるので、そこにも気付いてほしいな^_^
ATANI HAROS
(アタニハロス)
おそらくこれから耳にしていく言葉になると思います。
1万部完売は当たり前。
それが最終目標じゃない。
けども、まずは1万部。
1人でも多くの方に届くことを願います。
制作秘話とか書きたかったけど、
今日はこの辺で!^_^
最後まで読んでくれてありがとう!
これからよろしくお願いします^_^
ジューシーより。
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A5判 / フルカラー / 448ページ
1,800円+税(1,944円)
発売・発行
GOEN.LiNK publishing house
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