私のスイング研究のテーマ、

ベンホーガン(モダン・ゴルフ)

レッドベター(アスレチックスイング)

両レジェンドのスイング理論の、

(良いとこ取りのスイング)研究

 

昨年末に、やっと、

(最後のまとめ作業)

に入ることが出来ました。

 

私が、レッドベターと、その理論の存在を知ったのは、

2000年に、ゴルフインストラクターを目指し、ダンロップのインストラクター研修を受講した際、

 

『ダンロップのスイング理論は、

大金を投じて輸入した、レッドベターのスイング理論がベースになっており、彼の著書(アスレチックスイング)を学習すれば、理論の理解が促進される』

と聞かされた時でした。

 

その日の夜、本屋に行き(アスレチックスイング)を購入し研究を開始しました。

 

最初は、全くチンプンカンプンだったのですが、

理論を猛勉強し、実践のための猛練習を我慢強く続けました。

 

レッドベター理論単独の研究では理解できず、過去に挫折してしまった、

ベン・ホーガンの(モダン・ゴルフ)

を同時に研究することで理解を深めることが出来、

 

努力が少しづつ実り、知識としては理解できたのでしたが、

実行する段階になると、

過去の知識や、思い込み、更には、過去に身に付けた(間違った癖)などが邪魔をして苦戦が続きました。

 

2015年前後から、

ある程度納得が出来るスイング

を実践できるようになったのですが、

 

練習中に生まれる、

ビックリするくらい(飛距離が出るナイスショット)に魅せられてしまい、

『老いても、まだ、飛距離を伸ばせそうだ』

『老いても飛距離を伸ばせるようになった時、(スインの完成)と言い切ることが出来る』

という思いが強くなり、再びチャレンジを開始し、

また、苦悩の時間が続く

ことになってしまいました。

 

やっと、昨年の12月、

レッドベターの理論に出会ってから22年目にして、

(スイングの完成イメージ)

にたどり着くことが出来たのでした。

 

そして、ここまで到達して、

『ゴルフスイングを難しくしている(最大の原因)は、

(飛距離を出したい願望)

が強くなってしまうからかもしれない』

ということを再確認出来ました。

 

ゴルフスイングの上達の効率を上げたかったら、

(方向性を安定させる練習)と、

(負けずに飛距離を出す練習)

この(二つの願望)を、同時に実践できるように頑張ってはいけないことに気付いたのです。

 

分かり易いように解説します。

 

飛距離を出すことを無視できれば、

 

ゴルフスイングは、

『ボールを強く叩く必要がない』こと、

『クラブフェースが、ボールの近辺を通過する)だけで、勝手にそこそこ飛んでくれる』ことが理解できるようになります。

 

『とりあえず今は、飛ばなくても良い』という気持ちを強く持っていれば、

(力みが少ない、ゆっくり、柔らかいスイング)が可能になります。

 

このことが理解出来ていれば、

 

ベン・ホーガンが力説してくれている、

『左手の甲でボールをとらえるようにするべきである』

『右手を使い過ぎて、右手が左手を牛耳ってしまうことが、多くのミスショットの原因である』

というアドバイスが実践し易くなります。

 

大雑把に、クラブを通過させるだけで飛ばすようにすることで、

レジェンド サムスニードの、

『グリッププレッシャーは、生きた小鳥をやさしく包み込むくらいの力加減がちょうど良い』

という貴重なアドバイスが実行し易くなってくれます。

 

ゆっくり、柔らかくスイングすることを続けることで、

『自分の身体、腕、リスト、グリップ、シャフト、ヘッドなどが、どのように動いているのか』

感じ取れるようになり、

 

レッドベターが(アスレチックスイング)で解説している(アドバイス内容)

『どこが違っているのか』

『何が違っているのか』

チェックし易くなり、改善作業が容易になってくれます。

 

『自分が、どうゆう動きをしているのか』

(自分で感じ取れなければ)

改善できるわけがないのです。


また、

『グリップに力を入れず、真っ直ぐ飛ばそう』と頑張ると、ボールは、ほとんど右方向に飛んでしまうことになり、

 

ゴルフクラブには、

(ボールが、右に飛んでしまう欠点)が存在していることに気づくことができるようになり、

 

正しいスイングは、

左に飛ばすように(インサイドに振り抜く)ようにしなければ真っ直ぐ飛んでくれないことに気づけるようになります。

 

このように、

飛ばすことを我慢して、辛抱強く練習すれば、

基本となる(多くのスイング要素)

が実行し易くなってくれるのです。

 

しかし、

(人に負けないくらい飛距離を出す)ことをメインテーマにしてしまったり、

(方向性を安定させる)ことと、(飛距離を増やすこと)を、同時に実行できるようになることを目指してしまうと、

 

ほとんどのゴルファーの皆さんが、

『元気よく、強烈にボールを叩いた方が良い』と考えてしまったり、

 

ビックリするぐらいスイングが速くなったり、

心配してしまうほど(力が入ったスイング)になってしまいます。

 

更には、

インパクトだけに意識を集中させてしまい、

(他のスイング要素)を無視してしまうことで、

自分で気づかないうちに、

(多くの無駄な動き)(間違った動き)

がスイングの中に入り込んでしまいます。

 

たったこれだけのことを整理できただけでも、『飛距離を出したい』という願望が強くなってしまうと、

(オーソドックスなスイング理論)

から、どんどん遠ざかってしまうことが理解できるのではないでしょうか。

 

『飛ばしたい』という気持ちが強くなってしまえば、ほとんどのゴルファーの皆さんが、

冷静な(気持ち)(考え方)

を失ってしまうようです。

 

上達を急ぎたかったら、

前述のアドバイスを守りながら、

(方向性を安定させる)

練習を優先させて続けることが得策なのです。

 

(飛距離を伸ばす)ことを無視して、(方向性を安定させるだけ)の練習であれば、

 

お気楽にチャレンジできるようになります。

無理しないで挑戦することが出来ます

気楽に、色んな(スイング要素)にチャレンジできるようになります。

 

(多くのスイング要素)が、容易に実行できるようになり、自ずと(飛距離アップ)が伴ってくれるようになります。