アンケート結果を手軽に入力、集計、活用する方法を紹介します。
入力は日記アプリwDiaryを使います。そのデータをTxt_htnlで一覧表に変換し、表計算アプリで集計、活用します。
1 概要
入力は日記アプリwDiaryを使います。そのデータをTxt_htnlでhtml化します。
html化した日記の集約機能を使い、一覧表にします。
一覧表の必要な範囲をコピーして表計算に「形式を指定して貼り付ける」「テキスト」でペースト(貼り付け)すれば、アンケート結果を活用することができます。
2 wDiaryとTxt_htmlについて
「wDiary」は、Pyo氏が作成された日記アプリです。
→ http://www.cc9.ne.jp/~pappara/
「Txt_html」は、Pyo氏が作成された「HTMLexport.js」を元に私、pochiが改良したものです。
ともにWindows用のアプリですが、一旦、htmlに変換すればmacでもiOSでもAndroidでもデータの検索・閲覧ができます。
百聞は一見に如かず。まずはhtml化したものを試してみてください。
→ http://mgh03015.fc2web.com/wdiary/index.html#po1234jp&readme
3 wDiaryを使い、アンケート結果の入力
① アンケート内容
お名前
Q1 このイベントを何で知りましたか?
A1 ①テレビ、ラジオ ②チラシ ③インターネット ④店舗で ⑤知人から
Q2 四半期に1回開催していますが何回目ですか?
A2 ①初めて ②2回目 ③3回目以上 ④半年に1回以上 ⑤年1回以上
Q3 ・・・・・・・
A3 ・・・・・・・
自由意見 感じたことをご自由にお書きください。
② 回答方法
アンケート用紙は会場の投票箱に入れてもらうか、お得意様に送付した往復ハガキで回答があったものとします。
③ wDiaryを使うメリット
この程度であれば表計算に直接入力した方が早いと思われるでしょう。
いいえ、wDiaryを使えば共同作業ができますので、wDiaryの方が早いはずです。
共同作業の方法ですが、入力用のひな型をイベントスタッフにメール配信しておけば、イベントスタッフがスマホなどで手分けして入力することができます。
イベントに参加したスタッフは、来場者の感想を知りたいものです。回収したアンケートや返信ハガキを回し読みする際に入力もしてもらえば一石二鳥です。
入力済みのデータを返信してもらい、wDiaryに貼り付けるだけでデータ集約の準備完了です。メールで返信=テキストファイルということです。表計算アプリは不要ということです。スマホでも入力できるということです。
貼り付けた状態
④ 入力用ひな型の一例
「*」はwDiaryの小見出しとなります。「#〇〇:」の # と : は、Txt_htmlで項目タグに変換されます。この項目タグを目印にTxt_htmlが自動的に一覧表を作成します。
*投票箱←アンケート
#氏名:
#A1:
#A2:
#A3:
#A4:
#A5:
#自由意見:
*投票箱←アンケート
#氏名:
#A1:
#A2:
#A3:
#A4:
#A5:
#自由意見:
*投票箱←アンケート
#氏名:
#A1:
#A2:
#A3:
#A4:
#A5:
#自由意見:
4 htmlへの変換
「Txt_html.js」をダブルクリックしてください。それだけです。wDiary.exeと同じフォルダー内にindex.htmlが出来上がります。
index.htmlをダブルクリックすればhtml化したデータベースが起動します。
5 html化したデータベースの使用方法
① 入力した記事を表示する。
表示方法は問いません。一括表示、一日表示、個別表示のどれでもかまいません。
一日表示した例
②抽出しようとする項目タグをクリックする。
選択した項目タグを含む記事を検索するとともに、併記された項目を抽出して一覧表にします。
今回の場合は、どのアンケート結果にも全ての項目がありますので、どの項目タグを選択してもOKです。
選択した項目タグの日付が検索開始日となります。
全期間を指定したい場合は、検索完了後、検索期間を変更してください。
③Excel等表計算アプリでの活用
必要な範囲をコピーして表計算に「形式を指定して貼り付ける」「テキスト」でペースト(貼り付け)てください。
Excelに貼り付けた一例
④ 必要によりCSVにすることもできます。
⑤ 使ってみましょう。
html化したものを試してみてください。サンプルデータベースの2020年1月20日を開いてください。サンプルを掲載してあります。
→ http://mgh03015.fc2web.com/wdiary/index.html#po1234jp&readme