三菱ふそうキャンターのチェックランプの消し方 | MGHのブログ

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岡山にある自動車整備工場の日常

三菱フソウのキャンターのエンジンが4P10+になってから、ある程度時間が経過してきました。

 

そろそろ、故障の問い合わせも増えてきています。

 

本日も一台の4P10+を搭載したキャンターがご来店です。

 

診断機を接続して故障コードを確認します。

今回の故障コードは”A1F0E0”でした。

フューエル・インジェクターの補正値が基準を超えた時に出てくる故障コードです。

 

4P10+ではよくあるコードですが、故障コードが消せないといった話をよく聞きます。

とりあえず消去してみます。

が…

 

やっぱり消えないです。

 

交換しないと消えないとか、色々な噂は流れてきます。

補正値が2.5str/mm^3を超えると、この故障コードが入るらしいです。

ですから、メーカーさんは添加剤の使用を推奨されています。

 

ですが、リース車両のような車ですと添加剤も使用できないのでトラブルが頻発しているようです。

 

さすがに、すぐインジェクター交換というのも金銭的な負担が大きいので、弊社でもインジェクター洗浄機などを使用し対策を行っています。

 

ところが故障コードが消えないので、仕方なく交換されている方も多いようです。

 

今回はこっそり消去する方法をお伝えします。

 

インジェクター交換をしたことがある方ならすぐ気づくと思いますが、

作業サポートから入っていきます。

 

 

故障が入ってるインジェクターのIDを書き換えます。

 

何に書き換えるかって?

既に登録されているインジェクターのコードをそのまま書き写します。

 

しばらくお待ちください

 

インジェクターの書き込みが終了しました。

 

そうすると、故障コードが消えます。

からくりとしては、コンピュータがインジェクターを交換したと認識して、故障コードが消去できるようになるようです。

 

ですが、交換していないので同じインジェクターIDを登録して、インジェクターを交換したと誤認識させます。

それで故障コードが消去できます。

 

ただインジェクターの補正値が改善していなかったら、またチェックランプが点灯しますが…

清掃や添加剤によって改善した場合はこの手法で故障コードが消去できます。

 

以上、ご参考までに…

 

 

今回は4P10+のキャンターのチェックランプ点灯修理でした。

 

 

 

 

 

 

おしまい