ジムニーシエラJB74W リフトアップとアライメントとエーミング | MGHのブログ

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岡山にある自動車整備工場の日常

本日のお仕事は、シエラのリフトアップになります。

業者様からのご依頼です。

 

まだまだ、供給が遅れているジムニーシリーズですが、既に登場から5年が経過しているんですね。

 

今回はシーエルリンクさんの1インチアップキットを取り付けていきます。

 

 

まずはリアのススプリングをササっと交換です。ブレーキホースもセット品にあったので交換しました。(たしかにリフトで上げると純正ホースがギリギリですね。

 

 

ヘッドライトレベライザーのセンサーも延長しておきます。

キットには入っていなかったので、自作で30㎜ほど延長しました。

 

 

今度はフロントです。

スプリングを外すと同時にコントロールアームも取り外します。

 

 

コントロールアームのブッシュを偏心タイプに交換します。

これで、1名乗車時のキャスター角が1度30分程度になりますので、純正に近い乗り味に戻せます。

ブッシュ交換しなくても、新車時のしっかりした足回りの時は問題ないですが、経年劣化で古くなったときの直進安定性が不安なので、できるだけ交換した方が良いよとお伝えしています。

交換は、位置出ししてブッシュをプレスで打ち換えるだけなので簡単です。

 

 

 

スプリングも組み込んで、左右共無事に終了です。

 

 

 

続いてアライメント調整に移ります。

新車に近いので、ほとんど問題になることはないです。

リアのスラスト角も1インチアップ位では、特に問題はありません。

 

フロントの、キャスター角を確認し、ハンドルのズレが出た部分を調整していきます。

フロントのトーインはデータと新車の値で結構違います。アライメントデータ通り調整すると少しピクピク動きすぎるので、新車のセットアップ値で問題ないと思います。

 

トーインでかなり車の動きが変わりますので、色々と試してみてください。

 

 

 

無事にアライメントも完了したので、続いてエーミングに移ります。

カメラ高さを測定してます。

 

 

ジムニー系に搭載されてるのはデュアルセンサータイプですので、調整幅が広く、キチンとエーミングしてやることでリフトアップしても新車と同等の機能が発揮できます。

メーカーさんもある程度考慮された設定なんだと思います。

 

 

デュアルカメラタイプでは、設定値の変更が診断機では出来ないので、妥協したエーミングを行わなければなりません…

 

ターゲットを設置して

 

 

 

エーミング完了です。

 

 

 

プラス、走行エーミングも必要ですので、走行して学習します。

走行エーミングも無事に完了(診断機が変わってるのは後輩に取り上げられたからです(笑))

 

 

 

故障コードもなく無事に作業完了です。

 

 

ご用命ありがとうございました。

 

 

 

 

おしまい