カローラクロスのエンブレムをCマークからトヨタマークに変更します。 | MGHのブログ

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岡山にある自動車整備工場の日常

 

作業前のカローラクロス

 

エンブレム交換に当たって、レーダーの脱着を行います。

整備書にはレーダーの脱着をしたらエーミングが必要だけど、実際どのくらいズレてるか検証してみました。

 

レフレクターを設置してズレ量を確認します。

ズレはほとんど無しでした。

基準は±0.3度です。流石ほぼ新車。

 

 

この後エンブレムを外していきます。外し方は他の方をご参照ください。

 

 

エンブレム裏側です。レーダーを取り外しエンブレム裏のネジを外します。

あとは爪を外して取り外し。

 

 

外したエンブレムを見比べてみます。

サイズは全く同じでした。

 

今回は80ハリアーの物だったと思います。お客さんがご自分で準備されました。

トヨタ純正品番は90975-02161です。

 

 

外したレーダーはこんな感じの物でした。

デンソー製品です。デンソー製は補給部品の価格が安いイメージです。

ユーザーフレンドリーでありがたいです。

 

 

 

実際のレーダー中心なども確認しました。

 

取り付けはスムーズに完了しました。

特に困ることはありませんでした。

 

 

 

実験はここからです。

車の位置は移動無し、レフレクターの位置も最初に確認した場所から移動させずにずっとここに佇んでいました。

ですから、レーダーの位置に変化が無ければ数値も同じはずです。

 

 

再度エーミングをしてみたら、少し数値に変化が見られました。

水平方向右0.2度ズレです。

最初の0.1度より更に0.1度ズレ…

1/100単位が四捨五入なのか切り捨てなのか不明ですが、どうやら大きくずれることはなさそうですね。

 

基準値範囲内なので、特に脱着したからと言ってエーミングの必要性は無さそうですね。

(グリルなどを交換される方は注意が必要です)

弊社では整備書に従いエーミングしておきます。

 

 

違うエンブレムでもできるかどうか検証していきます。

 

まあ、予想通りと言いますか、普通にエーミング完了しました。

 

 

ズレ量は0.0度に補正が出来ましたので無事エーミング完了です。

 

 

 

試運転もしましたが、試運転程度では特に問題なし、違和感もありませんでした。

これでお客様にも安心して乗っていただけます。

見た目の違いは分かりにくいですが、見る人が見れば”オッ”てなりますかね?

 

一台同じ仕様の車を見かけましたが、ユーザーではない限りなかなか気づきそうに無いですね。

 

今回はエンブレム交換を整備士目線で検証してみました。

DIYしても特に問題はなさそうですが…

保障問題とかもありますので、あくまで自己責任ですかね。

 

最後までお付き合い有難うございました。

 

 

 

 

 

おしまい