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私が２、３歳の頃に今の実家がある場所へ

父が家を建てて越してきた

その地域は古くから住んでる方が多く

新参者ではあったけれど

すぐ溶け込み

私は地域の皆さんに

ずいぶん可愛がられて育ってきた

中でも、年の近い姉妹がいることもあって

その家の家族か？みたいに

私が一番お世話になった家があり

母親同士も仲がよかった

我が家がすぐその地域に溶け込めたのも

その家のおばさんのおかげが大きかったと思う

年を経て仕事が忙しくなり

幼馴染ともなかなか会う機会が無くなったけど

私が実家へ行くと

綺麗好きでお花が好きで

いつも玄関先や通りを掃除しているおばさんと

会えば立ち話して

子供の頃に戻ったような懐かしい感覚が

嬉しかった

コロナ禍で実家へ行くのも

万が一を考えて控えていたので

最近はおばさんと会えなかったけど

いつまでも元気でいてくれると勝手に思っていた

本当に元気な人だったから

先日、そのおばさんが亡くなったと

実家の義姉が泣きながら電話してきた

実はここ数年闘病をしながら家にいて

それでも何とか元気だったけれど

急変したとのこと

家族葬になるとのことだったので

こういうご時世で、どうしようかと思ったけれど

「ぜひ会ってあげて」と言ってくれたので

お家にいらっしゃる間にお別れをさせて頂いた

久しぶりに会う幼馴染の顔と

静かに眠っているおばさんの顔を見たら

一気に色々な思い出が溢れてきて

涙が止まらなかった

あの頃お世話になった方々は

もう誰もいなくなっちゃったなぁ

古き佳きコミュニティ

私の中の昭和が消えた感じで寂しい

本当にお世話になったおばさん

どうぞゆっくり休んでください♡

うちの父と母に会ったら

またよろしくね♡