以前販売しておりましたフリーメタルディスクですが、仕入れの不安定さで欠品が続く事もありました。
そこで今回オリジナルとして生産し、ラインナップ増、研磨砥石を指定したりと改良を加えリニューアルしました!
その名も
トルネードサンダー
グラインダーって回ってますよね?
凄い勢いで、ギュイーンって
竜巻みたいじゃないですか?
ってな事で命名となりました。
種類ですが
大別して4種類
上段 トルネードサンダー ソフト #40 #120 ジルコニア
中断 トルネードサンダー フラット #40 #120 #320 ジルコニア(#320のみアルミナ)
下段左 トルネードサンダー エアー #120 #320 アルミナ
下段右 トルネードサンダー カット
ジルコニア、アルミナって何?ってなる方もいると思いますが
簡単に説明するとジルコニアの方が強く削れるのでステンレス、荒削りに向きます。
アルミナの方が一般的な研磨砥石で同番手でもジルコニアよりマイルドな仕上がりになります。
トルネードサンダーでは~120を主にジルコニア仕様にしています。
それぞれ役割は異なります。
まずこちら フラット
ネーミングどおり平たいですね。
研磨材の砥石が付いた布、研磨布が接着剤で裏当ての基盤に付けられています。
バイクのカスタム業界で金属加工する所なら、どこでも使ってるかと思います、メジャーな形状です。
砥石の塊の物より当りがマイルドで、特に平面出しに強いです。
押し当てれば基盤があるので削りこみも強く、角落しから強引な研磨切削、端面のバリ取りなどオールマイティです。
トルネードサンダーは端っこは少し基盤なしの所があるので、ここを使って更にマイルドな使い方も出来ます。
お次は ソフト
名前通り、柔らかいんです。
基盤が小さく、当てがなくフリーな部分が多いですよね。
これを被研磨物に当てますと
この様なしなりがでます。
この事から圧力の分散が起こり、対象物になじみやすいのです。
なので曲面に強い威力を発揮します。
自由曲面の造形物なんかはこれじゃないとって感じになります。
加圧の仕方で変化が出るので面白いですね。
このようなしなりが出ると、出ている部分が削られやすくなります。
滑らかにスムージングするのに向いている、という事ですね。
これ、低速で使用すると非常に相性が良いです。
変則グラインダーってのが売ってますので、これで使うと新しい世界が生まれます。
注意点ですが、研磨布がフリーな部分が多いので
例えば薄い鉄板など(1mmとか)に垂直気味に当てると
引っ掛かりが出てしまう場合があります。そうなると噛みますよね。
なのでエッジがきつい部分などには角度に気を付けてご使用下さい。
お次は エアー です。
空気を含んでふわ~っとしてるイメージ、です。
こちらは基盤に対してほぼ垂直に研磨布を付けています。
これを対象物に当てると
この様に羽がしなります。
且つ、裏は基盤が大きく付いてますよね?
これがソフトとの違いです。
しなるという事は、当たった時に力が逃げていますよね?例えばサスペンションをイメージして下さい。
押し付けた際に、基盤側に深く当たるにつれて、圧力が強くなります。(サスが沈んだ感じ)
完全に押し付けた場合はしなりが無くなるので、フラットにかなり近い状態になります(サス底付き時)
この事から、平面に出っ張りがあるとそれを優先して削るので、面出しに威力を発揮します。
溶接ビードの研磨なんかそうです。
そして、羽は横に倒れるだけなので、パイプの接合で溶接した時
バイク屋さんでは、特にマフラーの溶接ビードを綺麗にスムージングしたい時など
すごく役立ちます。
ビード以外の当りが弱いので、掘り込みが少なく、マイナス面が出にくいからですね。
こちらも低速オススメです。
最後はカット
こちらはそのままですが、「切る」場合に使います。
厚みは1mmで薄型です。
実際には「切る」のではなく「削って」います。
薄~い断面で削り進んでってるのですね。
使用時は強く押し付けるより、上記をイメージして、当てながら進めていく、感じで使用すると消耗を抑えまっすぐも進みやすいです。
※側面には切削力があまり無い上に、破損につながりやすいので使用しないで下さい。
最後に、トルネードサンダー全てには専用のスペーサーが付属していますので、それを裏から付けてご使用下さい。
理由は日本のディスクグラインダーはφ15mm、海外ではφ16mmになっている為です。
販売開始はまもなく!
価格もリーズナブルになっています。消耗品なのでここ大切ですね。
7月中には販売開始できるかと思います!
山でした