其の四。その店は、ビルの三階にあった。入口の前には看板がなく、インターホンがある。Aさんがインターホンを押す。『あーい』声が聞こえた。鍵を外す音が聞こえて、ドアが開いた。出てきたのは初老の男性。『マスター』と呼ばれていたが、その言葉がぴったりな雰囲気の人だ。