その人は、静かに座っていた。
みんなでワイワイ騒いでいる中、その人は、こっそりとしているかのように、静かにただ飲んでいた。
何となく寂しそうな感じがしたので、話してみると、とても穏やかで落ち着いた人で、楽に話せる人だった。
何度か店で顔を合わせるようになり、そのたびにゆったり話し込むようになった。
ある日、何人かでその人のマンションに遊びに行くことになった。
無機質なくらい何もない部屋。元々京都に住んでいるのだが、仕事でこっちに来ているのだと話していた。
それから何度か、その人のマンションへ遊びに行くようになった。
特に何をするわけでもなく、ただ二人で他愛のない話をしていた。
ある日、店に遊びに行くと、誰かから『あの人、背中に彫り物あるよ』と言われた。
確かに、上は脱ごうとしない。
隠しておきたいんだろう…話してくれるまで待とうと思った。
ある日、熱があるから来てほしいと電話があった。
慌てて買い物をして部屋へ行くと、その人はソファに横になっていた。
とりあえずベッドに連れて行こうとしたら…抱きすくめられ、色鮮やかな背中が少しだけ見えた。
それから数日後、その人がマンションを引き払って京都に戻ることを聞いた。
『実家のペットショップを継がなければならない』と言っていた。
みんなでお別れパーティーをしようということになり、ウチも誘われたのだが、行かな…行けなかった。
あの人は、今、どうしているのだろうか…。
みんなでワイワイ騒いでいる中、その人は、こっそりとしているかのように、静かにただ飲んでいた。
何となく寂しそうな感じがしたので、話してみると、とても穏やかで落ち着いた人で、楽に話せる人だった。
何度か店で顔を合わせるようになり、そのたびにゆったり話し込むようになった。
ある日、何人かでその人のマンションに遊びに行くことになった。
無機質なくらい何もない部屋。元々京都に住んでいるのだが、仕事でこっちに来ているのだと話していた。
それから何度か、その人のマンションへ遊びに行くようになった。
特に何をするわけでもなく、ただ二人で他愛のない話をしていた。
ある日、店に遊びに行くと、誰かから『あの人、背中に彫り物あるよ』と言われた。
確かに、上は脱ごうとしない。
隠しておきたいんだろう…話してくれるまで待とうと思った。
ある日、熱があるから来てほしいと電話があった。
慌てて買い物をして部屋へ行くと、その人はソファに横になっていた。
とりあえずベッドに連れて行こうとしたら…抱きすくめられ、色鮮やかな背中が少しだけ見えた。
それから数日後、その人がマンションを引き払って京都に戻ることを聞いた。
『実家のペットショップを継がなければならない』と言っていた。
みんなでお別れパーティーをしようということになり、ウチも誘われたのだが、行かな…行けなかった。
あの人は、今、どうしているのだろうか…。