2月吉日
4年ぶりの
世田谷羽根木公園へ
風もなくポカポカ陽気
梅の花が春を謳歌
30代のころ
この近辺に住み
網タイツにミニスカート
丸井で買ったセミロングのかつらをかぶり
高いヒールを履いて夜な夜な女装して歩いていた
当時は細くてスレンダー
化粧した顔は綺麗という言葉とは程遠く
それでも満足げに足美人と言われた
よせばいいのに下北の町を何度でも
暗がりで痴漢にも遭遇した
酔う若い男にあたしっておんなじゃないのよ
暗がりで良かったわね、とオネエ
近くのスナックのマスターに
ウエルカムで招かれ図に乗った
ああ~若気の至りって罪
怖いもの知らず 女装は珍しかった時代
振り返ってみると今でも
想像しただけでも
あな恐ろしや
瀟洒な茶屋もあったりして
入ろうとしたら閉店