今の若い子は給料よりも処遇が良い事を求めている。毎日定時で帰れるとか、休日が多いとか。
ちょっと前の私なら「ハングリー精神が無い」と思いそうな所だけど、今は私自身もそう思う。
会社のお財布を見れば必ずしも「やる事」が正義とは限らない。重要なのは明らかに「やる中身とその正当性」という事。
世の中の大半の人に欠落しているのが「原価意識」であり、従業員の時間も会社にとっては「原価」なのだ。
私が言いたいのは成果が出ない仕事はやるだけ無駄という事。「やった」という達成感が欲しいために私たちの時間は浪費されていく。
経営側が見なければ行けない部分というのは私たちの時間、すなわち原価でありその時間というのは人生において誰しも平等な貴重なものであるという事。
一つ一つの仕事をいかに丁寧にいかに選別していかに成功させるか?を考えられないのなら上に立つ資格は無いと思っている。
戦略、根拠のない「売上」を上げるためにたくさんの人の貴重な時間が失われた。
仕事はやれば売上が上がるのは当たり前で、しっかりとした「選別」ができないと企業価値は下がる。
企業価値を下げて見せかけの成果に喜んでいる人間を情けなく思う。
自分がお客さんの立場になる時、相手の時間が犠牲になっているのを知ったらどう思うか?
私ならそこに仕事を依頼したいと思わない。
そういう社員を酷使する会社が「良い仕事」をするとは思えないから。
騙されたくはないけど正当な報酬はしっかり受け取って欲しいと思う。そして活力のある所で依頼したい。
何かを依頼したり、何かを買う時自分が本当に必要な事にお金をかけるという事は相手に無駄な労力をかけないと同時に自分も満足する。
世の中無駄が多すぎて疲れる。
売り手と買い手、どちらになっても想いは同じ、「本当に価値がある事にお金を投じる」
それにより全ての人が幸せになれると思う。
みんな迷えば良い、迷い決断した事に後悔は無いし、熱量が違う。
そういう熱に動かされたいし、熱をもって動きたい。