3月に子供が風邪をひき、そのときにまた複視の症状が出ました。

またビタミン剤の処方を受け、子どもの風邪が治り、遅れて複視の症状も10日後には改善。


神経内科の先生にはフィッシャー症候群は予後良好のため、2度は起きないはず…もう一度複視が起きたら重症筋無力症も疑おうとのことで、ひとまず治ってよかったねと経過観察になりました。


しかし、また3月末に子どもが風邪をひき、同時に複視出現。

その日は神経内科の重症筋無力症をよくみてくださる先生がおり、

神経伝導検査、血液検査を行いました。

まだ複視の症状も軽い方で、神経伝導検査では重症筋無力症の判定は陰性。


脳動脈瘤の疑いも捨てきれず、治療方針を決めかねていました。

2週間後の血液検査の結果を待つことに。


しかし、1週間経たずして複視の症状がひどくなり、歩くのも大変な状況に。

先生に見てもらったところ、

アイスパックテスト、テンシロンテスト陽性。

テンシロンテストでは症状改善がみられたものの、副作用がひどくでて、顔の筋肉が痙攣、声のかすれ、呼吸苦がでました。


ほぼ重症筋無力症でしょう。

そして、この副作用が出る方は抗マスク抗体陽性の患者さんが多いです。


衝撃でした。

抗マスク抗体とは?重症筋無力症は実際どうなるんだっけ?


いろいろな気持ちがありましたが。

それはおいおい書いていけたら。


ひとまず経過を書きます。


先生の見立て通り、1週間後、抗マスク抗体が陽性になりました。


重症筋無力症のガイドラインは2022年に改定され、抗アセチルコリン抗体陽性が約80%

抗マスク抗体陽性が約20%以下、

どちらも陰性だが、症状のみの判定が数%

となった…と書いてあったかな


https://www.neurology-jp.org/guidelinem/pdf/mg_2022.pdf


詳しいことはここに書いてありますが、なかなか読むには根気が必要です。


実を言うと。私、医療従事者ですが、論文などはたまに読む程度の大雑把な人です。根気が必要でした。


話が脱線し失礼しました。


抗マスク抗体陽性となったときには複視の症状は落ち着いていました。


そのため、また症状が出た時にステロイドの点滴などを考えていこうということに。


その時が来ないこと、少しでも遅くなることを願っていました。