富士山では、登り始めてから標高が高くなるにつれて、酸素が徐々に薄くなっていきます。

また、体力の消耗によっても心拍数が速くなりますので、平地と同じような呼吸法では息苦しく感じるようになります。

呼吸が息苦しくなると、さらに呼吸が速くなりますので、呼吸が浅くなっていきます。

このような時は、息を吸い込む度に、深い呼吸を意識して、しっかり吸いきり、しっかり吐ききる複式呼吸を心がける事が大切です。

浅く早い呼吸を何度繰り返しても、息苦しさが解消され難いですが、深い呼吸を意識すると、徐々にゆっくりの呼吸でも酸素をたくさん取り込む事ができますので、随分楽に感じるようになります。

息苦しくなり、携帯用酸素ボンベを使用する時も、浅い呼吸では気休め程度にしかなりませんが、深い呼吸を意識すると、より多くの酸素を取り込む事ができますので、体を休める休憩時などには、より効果的です。