朝青龍問題が一応落ち着いたと思ったら、今度はボクシング界の亀田選手の問題である。共に最高位にある力士や選手の我が儘やり放題の問題が浮上してきた。

 朝青龍は本場所で優勝を飾った後、腰の疲労骨折など全治6週間の診断書を提出し、角界の重要な公式行事である地方巡業を横綱がすっぽかした、さらに、師匠の知らないうちにモンゴルに帰国し、サッカーに興じていた。横綱の名誉を著しく棄損した朝青龍と、朝青龍をきちんと指導してこなかった高砂親方の責任が重大であることは論をまたない。イヤ、それだけでない。角界自体が常軌を失しているのではないか??
 その診断書は正しいのか?私はここにも問題があると思っている。全治6週間の診断書がでるような身体で優勝を飾れるということも疑問である。そんなに対戦者はひ弱なのか?八百長?虚偽の診断書?など疑問が湧く。サッカーに興じていたことも、その後突然精神疾患に罹患したのも、それの医学的判断も二転三転し、果たしてまともだったのだろうか?第三者的立場の精神科医の診断を受けたのだろうか?

 私はあまり好きでないから詳細は知らないが、角界に関して疑問だらけである。それに追い打ちをかけたのがリンチ事件である。死者が出たというのにあの対応は何なのだ?と思う。

 一方、日本ボクシングコミッション(JBC)は、数日前、18歳の亀田大毅選手を1年間のボクサー資格停止処分とした。世界フライ級タイトルマッチで挑戦者の亀田選手が対戦者を抱き上げて投げるなどの反則行為を繰り返したことが処分の理由だ。勿論これだけでなく、今までの蓄積があっての処分とのことである。ボクシングについても私は実は詳細を知らない。今回の亀田選手についての興味はボクシングそのものに関してでなく、若者気質という観点からの興味だけである。

 共に人気を失い斜陽傾向にある団体であるが、相撲協会は朝青龍の人気に依存し、JBCは亀田一家へ依存し、両者ともトップクラスの力士や選手の暴走を見て見ぬふりをして許していた。それを良いことに次々と我が儘やり放題を繰り返した放題本人達は勿論のこと、相撲協会、JBC自体にも問題がある。当の本人達を処分すればいいというものではない。総括と反省が必要である。

 これらに対して私が関心を持つのは、このようなヒーロー達の行為は確実に世の若者達に悪影響を与える、と危惧しているからである。