スポーツクラブに通っている方であれば、トレッドミル(ランニングマシーン)で走られたことがあると思います。

 

トップアスリートの間で低酸素トレーニングが取り入れ始められていますが、室内でのランニングになりますので、自ずとトレッドミルを使うことになります。

 

トレッドミルの場合は地面を走るのと違い、回転しているコンベアー上を走ることになりますので、走っている感覚は微妙に異なると思います。

 

自身の経験になりますが、約1年間ほぼトレッドミルでしか走らない時期がありました。スポーツクラブに入会していたので、時間節約のために屋外でランニングを省略していました。

 

その後スポーツクラブを退会したために再び、外で走るようになりましたが、スピードが全く上がらなくなりました。キロ5分が切れなっかたことを覚えています。トレッドミルでのランニングが影響したことは間違いないと思います。

 

トレッドミル中心の練習を行っている方も少なからずいると思いますが、レースを目指している方は特に注意が必要だと思います。

 

海外のホームページの記事になりますが、2019年にハーフマラソンで世界最高記録の58分01秒をマークしたケニアのジョフリー・カムウォロル選手がトレッドミルでのランニングについて詳細なアドバイスを記しています。

 

 

 

 

 

ジョフリー・カムウォロル選手は昨年の6月に交通事故で右足を骨折しています。リハビリの一環として、トレッドミルのトレーニングを取り入れたようです。

 

おそらく、トレッドミルであれば安定した環境で、ペースや走行距離の融通が利くことが理由ではないかと思います。

 

トジョフリー・カムウォロル選手はレッドミルトレーニングのヒントとして7つのことを上げています。

 

1.トレッドミルの練習に慣れるための時間を十分に取る 

2.しっかりとウォームアップを行う

3.スピードの調整(変化)をうまく使う

4.スピードトレーニングを取り入れる

5.勾配はできるだけ付けずに行う 

6.走っている感覚を視覚で意識する

7.クールダウンをしっかり行う

 

普段のトレーニングと同様に行うことを伝えたいのだと思います。、いきなりトレッドミルをガンガン走るのではなく、段階を踏んで取り組む必要があるということでしょう。

 

市民ランナーの中にはいきなりハイペースで入り、とにかくそのペースを守るという方もいるのではないかと思います。

 

トレッドミルの場合はより慎重に行う必要があることを、ジョフリー・カムウォロル選手は重要視しているのではないでしょうか。

 

そもそもの話になりますが、ランニングでいきなりペースを上げてしまうことは避けたほうが良いことは間違いありません。

 

まずはゆっくり走ることで自身の体調を確認し、調子が良ければペースを上げる、体調が悪ければ無理をしないということが鉄則です。

 

一般的にはこの過程が省略されてしまうために、ランニングをすることで故障をしたり、体調を崩すということが起こってしまうのではないでしょうか?