先週のことになりますが、スポーツ庁長官の鈴木大地さんの後任に、2004年アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんが就任することが発表されました。

 

 

 

室伏広治さんは現在は東京医科歯科大学の教授ですが、大学内のスポーツサイエンスセンター長に就任しています。大学ホームページの中で、この様に述べられています。

 

 

 

「国内外のスポーツ関連組織・団体・施設との連携を図り、現在第一線で活躍している選手だけでなく、ベテラン選手の運動機能の回復と向上、これから活躍が期待される若い選手に対しても積極的にサポートを行い、2020年東京オリンピック・パラリンピックで一つでも多くのメダルを獲得できるよう貢献したいと思います。」

 

2014年に就任をしていますが、このあいさつ文を書かれた時にはすでにスポーツ庁長官のポストが内定していたのでしょうか。

 

室伏広治さんについては、現場の指導的な立場ではなく、選手時代から国際陸連(IAAF)の委員に立候補するなど、陸上やオリンピックに関連する組織の委員や理事の役職を歴任しています。

 

 

 

以前の投稿でも書きましたが、アスリートのアドバイザー的存在として,プロ、アマ問わずに指導をされたり、トレーニングに関する本を書いたりと幅広く活躍をされています。

 

 

 

 

今回のスポーツ庁長官の就任により、スポーツの現場とは遠ざかることになってしまうと思われますが、スポーツ全体の普及に尽力いただきたいものです。

 

私が指導するスポーツ少年団は日本スポーツ協会の管轄となりますが、スポーツ庁との関係がどうなっているかよくわかりません。ただ、関係機関としてスポーツ庁の名前が載っていますし、新型コロナウイルスによるスポーツ活動の継続サポートの事業委託を受けているようですので、無関係ではないと思います。

 

 

 

室伏広治さんとしては、まずは東京オリンピック、パラリンピックの成功が大きな目標となると思います。

 

 

 

個人的にはスポーツ庁のホームページにも政策として掲げられている、『スポーツによる地域・経済の活性化』、そして日本スポーツ協会の政策の柱ともなっている地域スポーツの振興を推進してほしいと思っています。