みなさんも気にされていると思いますが、少年団活動の再開については、現状では判断できない状態です。

町の教育委員会の意向が優先となりますが、今後の状況を見ながら、決めたいと思います。

 

この機会に、スポーツ少年団の活動について、あらためて考えてみました。

 

 

スポーツ少年団認定員養成テキストの第1章には、スポーツ少年団の理念とその意義が書かれています。

 

 

理念については下記の3つになります。

 

1 一人でも多くの青少年にスポーツ喜びを提供する

2 スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる

3 スポーツ人々をつなぎ、地域づくりに貢献する

 

1 については、青少年期にスポーツに取り組むことで、生涯スポーツの基礎作りになることを示しています。あくまでも基礎作りですので、競技、種目にこだわらず、とにかくスポーツに親しむことが必要だと思います。

 

2 はスポーツ活動を通じて、青少年の成長を促すことを示しています。

テキストの中では、『偏った運動は逆に青少年のからだに障害をもたらし、バランスのとれた成長や運動能力の発達を阻害する危険性を持っている』 と述べられています。

指導者として、最も留意しなければいけないことです。一般的には、まだまだ記録志向の過度な練習を、行っているケースが多いのが現状です。

楽しんで練習をすることを第一に考えるべきです。楽しくなければ、練習を続けることはむずかいと思います。

 

3 については、『地域のより多くの人々あるいは組織と連携し青少年を育て支えていくとともに、スポーツ少年団活動が地域の核となり人々をつなぐという活動がより重要となる』 と書かれていますが、大きな課題です。

 

現状の少年団を考えた場合、活動予算をいただいている関係で、町の教育委員会との連携はあるものの単独での活動となっており、地域とのつながりはほぼないといっていいでしょう。この課題については、時間をかけて取り組むしかないと思っています。

 

また、意義については次の3つについてのべられています。

 

1 地域におけるスポーツ活動

2 多様な年齢構成

3 自主・自立的な活動

 

最後に、これからのスポーツ少年団についてで締めくくられています。

 

1 地域スポーツクラブとしての発展

2 中・高校生の活動継続および学校部活動との連携

3 指導者およびリーダーの拡充

 

いずれも地域との関係が謳われていますが、特に中学、高校との連携については、これから取り組みたいと思っています。

今年度は10名前後の子どもが卒団し、中学校へ進学となりますが、どの部活を選ぶのか気になります。スポーツ関係の選択肢はあまりありませんで、陸上部に入る子もいると思います。

 

中学校の陸上部を指導している先生方とは、本来は情報交換をするべきですが、正直躊躇しています。というのは、以前からとても厳しい指導をしている話を聞いているだけでなく、実際に練習をしているところも見ているからです。

 

 

 

私自身は、教員免許を持っているわけでもなく、少年団の指導歴も3年ほどにすぎませんが、私の考えとは、真逆といってもいいかもしれません。正直言って、現在の社会状況を考えたら、???です。

 

一昔前には許されたことでも、状況によっては、問題行為とされることがあることを意識する必要があります。

 

文部科学省のホームページに、教員の現状について触れています。

中学校の教員の方は、特に負担が大きく大変ですが、この中にも書かれているように、地域との連携についても考えていく必要があると思います。

 

 

 

息子が今年度中学校に進学しましたので、これを機に、何とか状況を打開できたらと思っています!