オランダで起業する場合、駐在のケースと異なる面は医療保険、そして会計の手続きではないでしょうか。ここでは医療保険について書きます。
日常生活の中で 医者にかかるときは
GP(総合診療医師 いわゆるホームドクターHuisartsen)が担っています。どんな症状でも、最初の診察はこのGPになります。これは「一次医療」といわれます。
GPをどこにお願いするかは 個々の選択となり、家の場所、知り合いから紹介されるなど
個々に情報を得て GPにアポイント後登録に行きます。
GPは簡単な診察をしますが、必要があれば大きな病院を紹介し、そちらに患者は行く事になります。これが「二次医療」「三次医療」と言われます。
私も、出産のとき、そして眼科治療の際は大きな病院を紹介され、そちらで対応を受けました。
オランダの医療保険は二本立てです。
全ての一次的な日帰り医療(家庭医・病院・診療所)は
法定の民間保険への強制保険となっています。
これは、一般的な短期日帰り医療をカバーする
普遍的保険パッケージ(処方薬費用全額を含む)ようです。
一方で、老人長期医療・末期医療・長期精神医療は
税金を原資とした社会保険(AWBZ)制度で賄われる(強制保険)そうです。
これらは 国営強制保険でカバーされる事になります。
短期医療保険については 医療保険は民間企業が引受人となっています。
これは強制保険制度であり、保険会社は規定に沿った保険治療を
パッケージで提供する義務があります。
これらは 年齢や健康状態によって保険料がかわる事は無く、
内容はそう違わないと聞いています。
基本的に 短期医療の原資は、
50%が雇用主(の原資は50%が給与税(payroll taxes)であり
雇用主がオランダ医療保険委員会(オランダ語版)(CVZ)の基金に拠出する)、
45%が本人保険料、5%が国庫負担、1%が自己負担であるようですが、
駐在員でしたら日蘭社会保証協定により 駐在期間のオランダの法定医療保険勧誘を
免除されます。しかし起業家であれば 日本の社会保険に加入されていない場合が多く、
その場合は
法定のオランダ民間の保険への強制加入が義務となります。
これは AWBZ(Exceptional Medical Expenses)と呼ばれます。
入国後 長期滞在者は 3ヶ月以内にこの保険加入手続きを済まさないと
警告手紙がオランダ政府管轄医療保険会社CVZ ( The Dutch Health CareInsurance Board)から
送られてくるようです。
これを無視すると、350ユーロの罰金が課せられます。
通常は 加入は基礎保険で考えるのが無難かもしれません。
現在私も保険会社を選択しようとしていますが、
会計士や銀行の方曰く、インターネットで調べれば出てくる、と。
そんなに簡単に見つかるならいいのですが、
オランダ語ですし、文化的感覚もなければ 内容比較さえも見えてきません。
さんざんネットでサーフォンをしましたが波にも乗れず、
ふとひらめんき、オランダ人のママ友にメール。
「医療保険の平均的な金額はどれくらい?」
(標準の医療保険料は、成人一人で月額100ユーロほど)
「independer.netで調べたら? Englishのサイトに移せるから」
そう、こういう情報が欲しかったんです!!!
もちろん、オランダ語サイトから英語のサイトに行くのも不便なウェブサイトもありますが
英語になれば ホッと安心ですね。
さて、このサイトでは個人の状況をいくつかの質問で仕分けし、
適切な保険内容と予算、さらに保険会社をいくつか推薦してくれます。
子供については
18歳未満であれば、保険料は無料となります。よって、どんな保険でも加入した方が
よいということです。また 一年間医療費がかからない場合、255ユーロの返金が
されるとのこと。かかった場合でも 255ユーロからの差額が還付されるそうです。
(ホームドクターの費用は含みません)
課題ひとつ、(半分は)クリアー! よかったです。