「孟子の教え」

作詞・作曲 さとり



並んで見上げた天井がゆらり 

揺れていた
寂しすぎる僕らそっとふたり 

話をやめた
笑っていれば流れていく時間に

頼ってばかりの君さ

粉々に割れた画面の中 

時々戻ってくる言葉
ひとつひとつが優しすぎて

腹が立つよ
黙っていれば癒えてくれる傷さえ

愛しくて消せなくてさ

人間の愛を教えてよ 

その胸に隠した針の先で

本当の君を描いてくれよ
その悩みを 

その痛みを少し 

僕にも分けて

じんじん痛む右手で

君に手紙を書いた
綺麗な言葉並べすぎて

嫌気さした
放っておけば君と同じように 

いい子ぶってしまうから

人間の愛を教えてよ 

真っ黒で汚い泥のような

本当の君を見つけてあげるとか

言い張っても 

歌ってみても 

君に届かないけど

人間の愛を教えてくれよ 

卑しく醜いところまで
人間の夢を語ってくれよ 

暗くて冷たい裏側まで


人間の愛を教えてよ 

その胸に隠した針の先で

本当の君を描いてくれよ
その悩みを 

その痛みを少し 

僕にも分けて






※歌詞の無断転載は禁止です