「進撃」

作詞・作曲 さとり



振り回されたくない 

思い出してしまいたくない
軽く握ったハンドルを右へ

アクリルに映る顔は死んでいる


失って怖いものはない 

この街に未練もない
シーツによだれ垂らしながら 

次の春を待って居る


今までの私は置いてくの 

だって動きづらいでしょ
もっと自由に体に素直に 

羽を伸ばしたら飛べるかな 

もっと遠くまで


どれだけの日々と

どれだけの愛を裏切るの? 

わたし
寝るだけの部屋で

置いてあるだけの米も 

知ったこっちゃない


孤独への覚悟 

刻み込んだ決意 

侵される前に塗りつぶしてやれ
二本足で立ったら 

いつかきっと帰るから 

どうか泣かないで


振り回されぬように 

思い出してしまわぬように
ボリューム上げたイヤフォンを耳へ 

あなたの眼に映る私 生きてる?


失ったら怖いものばかり 

手放せぬものばかり
シーツに涙たらしたのは

強がりきれなくなったときさ


こんな夜に手を伸ばしてしまう 

名前を呼んでしまう
ずっと頼りにしてたから あなた 
噂で聞くより元気そうで

ちょっとホッとしたわ


それだけのことで

こんなにも思い知ったの 

わたし
いくつになっても

捨てられぬ夢があったの 

忘れるもんか

期待はずれだと 

誰に言われても 

信じた道を突き進んでやれ
二本足で立ったら 

また戻ってくるから 

どうか折れずにいてよね


今までの私は置いてくの 

だって動きづらいでしょ
もっと自由に体に素直に 

羽を伸ばしたら飛べるかな 

もっと遠くまで


どれだけの日々と

どれだけの愛を裏切るの? 

わたし
いつまでも強く生きてゆく

自信なんか 

あったもんじゃない

孤独への覚悟 

刻み込んだ決意 

侵される前に塗りつぶしてやれ
二本足で立ったら 

いつかきっと帰るから 


どうか黙って見ていて





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