グレーテルの孤独な生涯
作詞・作曲 サトシ
森、森、てくてく
森、森、てくてく
幼い少女は細い道を歩きながら
道、道、キラキラ
道、道、キラキラ
楽しい思い出を辿っていきます
森、森、てくてく
森、森、てくてく
小さな体に溢れるほどの思いを宿して
道、道、キラキラ
道、道、キラキラ
その目には希望が…
(街、街、街、ドカーン
夢、夢、夢、ドカーン)
森、森、とぼとぼ
森、森、とぼとぼ
すごくすごくお腹が減っているけれど
森、森、てくてく
森、森、てくてく
パパとママに会いたいんだ…
(街、街、街、街、ドカーン
パパ、ママ、パパ、ママ、ドカーン)
少女はおとぎ話で読んだ
「お菓子の家」のようなものを見つけました
けれども、それは、よく見ると、
ただの土の塊だったのです
疑似・蝶の壁/赤の暖炉/ママの笑顔/
眩しい朝日と、澄んだ空
デモ/蝶、もがれ/黒の煙/ケシのお花/
眩しい暗闇、赤い雨
森、森、ふらふら
森、森、ふらふら
少女は、ついに倒れてしまいました
でも、
夢、夢、キラキラ
夢、夢、キラキラ
その心は・・・走り出すのです
街、街、たかたか
街、街、たかたか
大好きな自分の街を一生懸命駆けていきます
街、街、ハアハア
街、街、たかたか
大好きな自分の家へと帰っていきます
家に帰るとそこにはパパとママがいました
少女は泣きながらその胸に飛び込みます
「当たり前の幸せ」を夢に描きながら、
森と少女の体はどんどん冷えていきました・・・
疑似・蝶の壁/赤の暖炉/ママの笑顔/
眩しい朝日と、澄んだ空
デモ/蝶、もがれ/黒の煙/ケシのお花/
眩しい暗闇、赤い・・・
命宿し、夢宿した細い体
哀れな少女は動かない・・・
遠い昔も、遥か未来も、今も、何も変わらない
幼い少女も、怖い大人も、死んだらみんな土の中
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