栄光の三日間のイベントに欠かせない 「オスピスドボーヌ」
ボーヌにすんでいるから、 「オスピスドボーヌ」っていわれると ピンときますが
耳にする人のなかには、 「 ? 」 と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
★オスピスドボーヌとは
ボーヌにある慈善施療院=ホスピス。 HOSPICE。
フランス語では H を発音しないので オスピス と読むこととなります。
その歴史は、遡ること 571年前。
1443年に、ブルゴーニュ公に仕え財務長官を務めていたニコラ・ロラン氏が、
貧しい人のために、私財を投じて設立した病院。
一人の個人が、私財をもとに施設を建てたことにも驚きがありますが、
その当初、欧州ではペストが猛威をふるっていた時代。
戦争、飢え、目に見えないウィルスに脅威をさらされるなか、普通に生活し、
普通に生きることが 簡単ではなかったその時代に、設立されたのです。
オスピスの入り口には、Hôtel-Dieu/オテル・デュー(神の館)との表記がありますが、
神の館、そう呼ばれ親しまれた理由も納得がいきますよね。
外観は、灰色の尖がった屋根に白い高い壁、とても冷たく厳格な印象がただよう。
でも一歩中に入ってみると、その中庭には、想像を絶するほどに、キラキラ輝く黄色、赤、茶、緑色と大変カラフルな瓦屋根がまぶしく迎えてくれます。
太陽があたると、いっそう色鮮やか !
たしかに、どんなに気分が落ち込んでいても、心が晴れやかになりますね。
それを目的にそのようなカラフル屋根が備えられたのでしょうかね。
それにしても、この屋根の色合い、ブルゴーニュの畑の一年を通じて見られるカラーが、
使われているように思うのは、私の思い過ごしなのでしょうか・・・
私の住む村、ムルソーの市役所の屋根も、オスピスドボーヌの瓦屋根と同じように、
カラフルな屋根ですが、こちらは、
緑×黄緑×黄色の配色。
やはりシャルドネを意識しているのかしら・・・ !?
1971年までは、オスピスとして普通に運営されておりましたが(それも驚きっ)、
現在では、ボーヌで見逃せない観光名所として、
その当時の病室、ナースの雰囲気、
薬品調剤室(これもじっくり訳してみるとびっくりする材料が使用されている薬があって面白い)、
調理場、医療器具などを展示した博物館になっています。
最後に迎えてくれる「最後の審判」の名画も、必見です。
次回は、 オスピスドボーヌとワイン祭り
についてお話いたします

神聖かつ、厳格な印象を与える オスピスドボーヌ/オテルデュー外観 