100周年を迎えた輸入ファブリック店「トミタ」さんの素敵な東京ショールーム。



動画は昨秋、ドバイからのお客様をご案内してフル・オーダーをお請けする様子です😊。


実はこのお客様、2015年の銀座三越イベントで偶然通りかかられてオーダーをしていただいた方なのです。

その時はご結婚を控えて「花嫁支度用の箱に」とご注文をいただきました。


↓2015年3月6日銀座三越にて。当時オーダーいただいたモリス「マリーイザベル」のインテリア茶箱と。



アラブの国では結婚の支度として婚約者に箱に詰めたギフトを贈る習慣があるのだそうです。


絹、金や宝飾、そして高価な香水やお香で箱をいっぱいにするとのこと。素敵ですね💓




その時にお誂えしたのはウィリアムモリスのシルク刺繍「マリーイザベル」で張ったインテリア茶箱で、内側は金沢で金箔貼りを施したものでした。


そして昨秋、コロナ禍による渡航規制が解けたと同時に来日され、「産まれた息子のためにまた発注したい」と直接をコンタクトをしてきて下さいました🥰。



「子供が産まれたら必ず一つ誂えようと思っていました」


インテリア茶箱は「人生のステージに寄り添う茶箱」をスローガンの一つに掲げています。

なによりも嬉しいお言葉でした!



この時はまず東京旗の台工房にお見えになり、サイズや画像、工房で作りかけの商品などをご覧頂きました。

ちょうど新宿伊勢丹イベント用に制作中だったベンチ型の茶箱をお気に召してくださり、「この生地とサイズを候補に」と方針が決まりました。


後日トミタさんでゆっくり他の生地候補をご覧いただいたり、合わせ布、装飾品候補などをお選びいただきました。

アレコレ迷うのもお誂えの楽しみの一つです!



決定したファブリックはやはり最初にお気に召したフランス🇫🇷の老舗ブランド、ピエールフレイのものでした。


昨年デビューのルーブル博物館とのコラボレーションシリーズ「MERVEILLES D’EGYPTE (エジプトの不思議)」。

ヒエログリフ(象形文字)発見200年記念のエジプト文明へのオマージュがテーマです。




この中の「FLEURS D’EAU」(フルールドー) という美しい手刺繍になりました。

直訳は「水の花」。

蓮のイメージだそうです。

蓮はエジプト美術のシンボルで、魔法の力を持つ最初の花と考えられているとのこと。

その力を発揮してご長男に幸せを運んできてくれそうです☺️。


完成品は別の投稿でご紹介しますね😊!